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月変わりで数量限定の特選珈琲をお出ししています。過去のメニューです。
コロンビア・ヴィジャ農園 ヴィジャ農園はウイラ地方の東部と中部の二つのアンデス山脈に挟まれ、 マグダレーナ渓谷にあるサンアングスチンという小さな町のマグダレーナ川の西岸に位置する。 また、一年を通し適度な降雨と温度により、標高2,000mを超える高地にも拘らずコーヒー栽培を可能にし、 特徴的な酸を作り出す。また温暖な気候により年間を通じて何度もコーヒー樹の開花を迎える。 ウイラ地方ではコーヒー生産者の多くが7エーカーに満たない小規模農園で、 家族総出で丹念に育てられている。バランスのとれたマイルドなボディーと酸、フローラルの香り、クリーンさが特徴である。 今回はこの豆を深めに焙煎、奥行きのある香りをお楽しみください。 |
ホンジュラス・クラシック・マルカラ ホンジュラス南西部に位置するラパス県マルカラ。 昼夜の寒暖差が大きくコーヒー栽培に適している。 完熟豆だけを丁寧に摘み取り、少量単位で精製される。 標高1200m以上の格付けでSHG(strictly high grown)というグレードで、最高品質とされている。 今回はこの豆を深めに焙煎して、深みの中に優しい口当たりとほのかに漂うフルーティーな香り、甘みのある後味をお楽しみください。 生産地 ホンジュラス ラパス県 マルカラ 標高 1300m~1500m 品種 カトゥアイ、レンピラ等 精製 フリーウォッシュド |
キリマンジャロ AA キボ キリマンジャロ AA キボはアフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ山の麓、標高1500m付近で栽培されている。この地で取れるコーヒー豆は、昼に太陽の光を受け、夜は厳しく冷え込む環境であるため、豆が良く締まり美味しく育つ。「キボ」は、タンザニアコーヒーの最高品質のコーヒーにのみ与えられる冠で、スワヒリ語で「一番良い」「山のてっぺん」という意味で、キリマンジャロ山の3つの峰のうち一番高い峰である「キボ(Kibo)峰」に由来している。 今回はこのコーヒーを深く焙煎して、口に含むと奥行きの中に酸味が広がり、芳醇なコクのある上品な味わいをお楽しみください。 |
コスタリカ・ジャガー ハニー ジャガー ハニーはコスタリカのトレスリオス地区とタラス地区で栽培され、この地域にある約100軒の小規模農家が生産した豆の中から、最も状態の良いグレードの豆だけが選ばれて作られている。 そしてこの豆は、近年の森林伐採によって絶滅危惧種に指定された「ジャガー」を守るためのプロジェクトとして作られ始められ、 コーヒ豆1ポンド(約450g)当たり、最低1セントを当局に提供する事で森林を守る活動に活かされてる。 今回はこの豆を深く焙煎してハチミツの様な甘い香りと、バランスの良い絶妙な酸味と奥行きが特徴をお楽しみください。 |
コロンビア オポラパ コロナ コロンビアウイラ県南部のコロンビア山塊からオリエンタル山脈が始まる。 コロンビア国内で二番目に標高の高いネバド・デル・ウイラも県内にある。 コロンビア最長の河川であるマグダレナ川(ユマ川)は、ウイラ県に源を発する。 オポラパ市はその川沿いに位置し、標高は1650m〜1700mで栽培されている。 今回はティピカ種(品種)をやや深めに焙煎してもらい、芳醇なバニラチョコレートの香りや良質な酸味、甘いカラメルのようなエキセルソ(グレード)をお楽しみください。 |
エチオピア・モカ・シダモ エチオピア(アビシニア)はアフリカ大陸の北東部にある高原の国で、紅海のイエメン・モカ港に対面している。 渓谷地帯、砂漠地帯、高原地帯と地形は変化に富んでるため気温の差は大きいが平均10℃〜20℃で比較的しのぎやすい。 赤道にも近いが中南部のアビシニアン高原は標高2000m〜3000mで涼しい気候になっている。 今回は焙煎を深くして、雑味のない深みの中にトロピカルな果実味、フローラルな香りをお楽しみください。 |
コロンビア・ドミンゴ コロンビアのアンデス地方にある県・カルダス県は国内で最も小さい県のひとつで、 その県都であるマニサレス市はいくつもの尾根や急坂の上に築かれた非常に険しい街である。 Gomes Hoyos家が所有するLa Manuela農園は、標高1080〜1,200mの急峻な山と谷に囲まれ、肥沃な土地でコーヒーが栽培されている。 栽培品種はカツーラ、開花時期は1月〜3月、収穫時期は9月?12月、精製処理Washed(水洗式)、スクリーン(格付け)はスプレモである。 今回はこの豆を深煎りにして、柑橘系の酸と完熟を想わせるフルーティー感。 甘みをお楽しみください。 |
ニカラグア パブロ・ベラスケス農園 マドリス地区サン・フアン・デル・リオ・ココと呼ばれる地域で1600メートル級の山脈に囲まれた、 コーヒー栽培に非常に適した低温高湿の気候風土で、カツーラ種を栽培している。ボディーと味わいのバランスが非常に良好で、 他のニカラグアでは感じることのできない、パブロ・ベラスケス農園にしか出せない「味わい」を持っている。 今回はこの豆を深煎りにしてキャラメルの様なコクと味わいの濃度、味の厚み、香りをお楽しみください。 |
ペルー・アルト・アマゾン ペルー北部に位置するアマゾナス県のLuya郡Camporredondo地区とUtcubamba郡LonyaGrande地区を中心に標高1400m〜1800mの肥沃な土壌の環境のもと約60の農家が共同体で、蜘蛛による害虫駆除を行うなど昔ながらの有機無農薬栽培をしている。レッドチェリーは収穫後すぐに水洗処理され、天日乾燥をする。水分が12%以下になればチクライヨにある共同精選工場へ送られる。 今回はこの豆を深煎りにして甘味とほのかな酸味のバランスをお楽しみください。 |
コロンビア ラ・ファブリータ農園 ファルコン ラ・ファブリータ農園はカイセドニアから離れたキャンディオ県との県境に位置している。 かつて、MAMSと呼ばれた高品質コーヒーを生産する地域の中の一つ、アルメニア。 この地域は、標高が高く、他のアンデス山脈周辺地域に比べ緑が深く、自然保護された森林地帯で驚愕するほど降雨量が多く、 自然との共存がとれた地域であったが、長期に渡る内戦により、農園の継続が困難になっていた。 治安が改善され、かつての”Cumbarco(クンバルコ)”と呼ばれた、世界でもっとも美味しいコーヒーの産地として有名だった栄光時代を取り戻すため、 『他のどのコーヒーにもない、なめらかでバランスのとれた、あの最高のコーヒーを求めて…。』農園主は、2009年から、生産者や、労働者を呼び戻した。 今回はこの豆を深煎りにして、すっきりとしたフルーティーで甘みのバランスのとれた味をお楽しみください。 |
パプアニューギニアキンデン農園 パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分と、ビスマルク諸島、ルイジアード諸島、 アドミラルティ諸島、ダントロカストー諸島など、1万近くの島から成り立っている。 キンデン農園はニューギニア高原の西部に位置し、標高1600mmの肥沃な土壌と理想的な気候に恵まれている。 完熟チェリーの手摘みして、発酵と水洗を3回繰り返し、 12時間の浸水すすぎ棚干し天日乾燥、21日間サイロで保管し品質を安定させて、 脱穀後に色彩選別などにより仕上げることにより最高級の風味、品格ができあがる。 今回はこの豆を深煎りに焙煎して香ばしいキレのある後味をお楽しみください。 |
ホンジュラス・エル・グアカラル農園 エル・グアカラル農園はホンジュラス西部ラ・ユニオン地区、レンピラ県の標高1400mで海に面していない所に位置している。 アグロフォレストリーという取り組みによって、林業と農業を組み合わせ、農薬を使わず、主に「くわ」や「なた」を使い森林、土壌、水源の保全を行っている。 アグロフォレストリーは農林複合経営、混農林業、森林農業とも呼ばれ、組み合わせる樹木や家畜、農作物など地域によって異なるため、様々な形態がある。 今回はカップオブエクセレンスを受賞したこの豆を深煎りにして、透明感のある奥行と華やかな香りをお楽しみください。 |
メキシコ フィンカ ゾナ ボルペニィール農園 この農園は30年以上の歴史があり、毎年区画を決め、植え替えを進め、近年有機栽培プログラムを導入、 公平貿易を目指した活動(FLO)や、渡り鳥の保護を目的としたBird Friendly認証取得。メキシコの2012年カップオブエクセレンスを受賞している。 今回はこの豆 を中深煎りにして透明感のある香りをお楽しみください。 |
タンザニア ウル農園 タンザニアのMoshi北郊外にあるウル農園は、レインフォレストアライアンス認証をタンザニアで唯一取得している農園である。 この認証は熱帯雨林の保護、環境の維持、復元や、生産者の賃金、衣食住環境、教育の保証など持続可能な農業の普及を目的としている。 強い日差しからコーヒーの樹を遮るために、シェードツリーとしてシルバーオークやアイビジリアを植えており、理想的に整備されている。 今回はこの豆をやや深煎りにしてタンザニアならではの香りと深味をお楽しみください。 |
ルワンダ コーパック農協 アフリカ中部にあるルワンダはコンゴ、ウガンダ、タンザニア、ブルンジに面している。 通称「千の丘の国」と呼ばれるほど山脈が多い国で、国土のほとんどが丘陵地の内陸国である。 7つの湖と5つの火山、ナイル川の水源となる川を有し、南西部の山岳性熱帯雨林の原生林から東部の熱帯サバンナまで多様な地形と植生を持っている。 コーパック農協は2001年に設立、6つの地区、組織から構成され、 北部Kivu湖の上の丘に点在し、肥沃な土壌、高度、雨量にも恵まれブルボン種の栽培に最適で、独特の香りを生産している。 今回はこの豆を深煎りにして香りの奥ゆきをお楽しみください。 |
インドネシア・トラジャ・カロシ G1 インドネシア諸島のボルネオ島とニューギニア島に挟まれたスラウェシ島の中央部、ボネ湾の付け根の部分にタナ・トラジャ(トラジャ県)がある。 カロシはトラジャ県に隣接するエレカン県の小さな村の名前からとったもので、品種はアラビカ種のティピカで、個別の農家で栽培している。 今回はこのティピカ種を天日乾燥したものをやや深めに焙煎して独特の香りと柔らかい奥行をお楽しみください。 |
ブラジル カイセッタ農園 1980年代ブラジルのミナスジェライス州セラード地区で日本とブラジル政府の農業開発の一環として「新しいコーヒー生産地」が生まれた。 この農園では品種選定、有機栽培、干害対策灌漑設備を充実させ、収穫、乾燥、精製方法を一貫生産している。 この取り組みが「熱帯雨林とその生態系を保護する認証団体」から「レインフォレストアライアンス」の認証を受けている。 いつも焙煎をお願いしている珈琲新鮮館が契約栽培をしている豆をかなり深い焙煎にしてもらいました。深みのあるブラジルの味わいが口の中で広がります。 |
コスタリカ・ロス・カビラネス農園
COSTA RICA ROS KABIRANES FARM ロス・カビラネス農園はコスタリカのコーヒー主要産地の一つであるタラス地区にあり、 中でも標高の高い(2000m)所に位置し、収穫期に雨が少ないため、完熟しても実が落ちず、完熟度が高いものが収穫される。 また早朝から収穫し、その日のうちに精製、輸送はバキュームパックで行われるため、鮮度を保ったまま日本まで到着する。 今回はこの豆を深く焙煎し、甘味のある味と香り、奥行きのある透明感をお楽しみください。 |
ブラジル・カフェ・カンバラ農園
Cafe Cambara カフェ・カンバラ農園はブラジルリオデジャネイロから北西に約200Kmに位置する山岳地帯のカルモ・デ・ミナス地区(標高1200m)マンティクエイラにあり、 穏やかな気候と芳醇な土壌に恵まれている。 品種改良や技術革新を行い、高品質の豆を生産して、カップオブエクセレンスを受賞している。 今回はこの豆をやや深く焙煎してもらい、奥行きのある透明感と甘い香りをお楽しみください。 |
エチオピア・イェルガチェフェ・ウォッシュドG2
ETHIOPIA YIRGACHEFEE WASHD G2 エチオピア(アビシニア)はアフリカ大陸の北東部にある高原の国で、紅海のイエメン・モカ港に対面している。 渓谷地帯、砂漠地帯、高原地帯と地形は変化に富んでるため気温の差は大きいが平均10℃〜20℃で比較的しのぎやすい。 赤道にも近いが中南部のアビシニアン高原は標高2000m〜3000mで涼しい気候になっている。 イェルガチェフェはシダモ州の中でも最上級グレードの位置づけになっている。 今回は焙煎を深くして、雑味のない深みの中にトロピカルな果実味、フローラルな香りをお楽しみください。 |
グアテマラ・サント・トーマス・パチュージ サント・トーマス・パチュージ農園は首都グアテマラシティーから西へ150Km、アティトゥラン火山とトリマン火山の間でアティトゥラン湖周辺の霧の立ち込めるところに位置する。 環境保護の観点から生態系を保護し、農薬や化学肥料の使用を制限し周辺の自然環境を守る取組や、労働環境も重視されるレインフォレストアライアンス認証農園となっている。 今回はこの豆をやや深い焙煎で上品なグアテマラの香りと奥行きのある味わいをお楽しみください。 産 地 : グアテマラ・アティトゥラン地区 農 園 名 : サント・トーマス・パチュージ農園 標 高 : 1300m〜1600m 精 選 方 法 : 水洗処理 乾 燥 方 法 : 天日乾燥 品 種 : カツーラ、カツアイ、パチェ |
タンザニア・オルディアーニ・グリーンヒル タンザニア・ンゴロンゴロクレーター近郊の農園で標高が高く、火山灰質の肥沃な土壌で生育されている。 地域の特性上、灌漑に苦労しており、収穫量に大きな影響を与えることもあり、 樹齢20-30年の木は丁寧にカットバックし管理されている。国立公園が近い為 、象などの動物が農園内に侵入することもよくあり、フンも大切な肥料となる。 同農園は4つに区分され、その中で厳選されたエリアで収穫された豆のみを“Green Hill”ブランドとして輸出している。 今回はこの豆を深煎りの焙煎に仕上げました。 上品なタンザニアシトラスの香りをお楽しみください。 〔地域〕ンゴロンゴロクレーター近郊、オルディアーニ村 〔規格〕AA 〔品種〕ブルボン、ケント 〔標高〕1,550メートル 〔収穫期〕7月〜12月 〔加工方法〕ウォッシュド 〔乾燥方法〕機械乾燥 |
コロンビア・サンチュアリオ農園 サンチュアリオ農園の産地であるコロンビアカウカ県ポパヤン高原は、標高2,000m前後の高地にあり、 豊かな水にも恵まれた高品質コーヒー栽培に最適のエリアで、1999年から、自然と調和し、高品質のコロンビアマイルドを復活させるプロジェクトとして、この農園はスタートした。 シェードツリー(日陰樹)、施肥、除草、収穫などの作業管理はしっかりと行い、肥培管理は有機肥料の投与を行い、標高が高いため害虫が少なく農薬の散布は行っていない。 今回はこの豆をやや深めに焙煎し、しっかりとしたボディに濃厚なワインのような香りをお楽しみください。 |
ホンジュラス・コポ・ミコ農園
Hunduras Copo Mico Farm ホンジュラスは中米に位置し、グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグアに隣接している。国土の80%が標高1000m〜1500mの高原地域にあり、雨期と乾期が明確である。 コポ・ミコ農園はカリブ海に面したサンタバーバラ地方の標高1500mにあり、このエリア独特の軽やかな味と香りがある。2010カップオブエクセレンスを受賞。 今回はこの豆をやや深く焙煎して奥行きと独特のある香りをお楽しみください。 |
グアテマラ マニラ・イ・アネクソス農園
Manila Y Anexos グアテマラは中米メキシコの隣に位置し3000m級の火山の肥沃な火山灰土壌と豊富な降水量で高品質の豆を生産している。 マニラ・イ・アネクソス農園はサン・マルコ地方、ヌエボ・プログレソ地区というグアテマラシティから250km程離れた所にあり、 標高は1300m〜1600mという高品質コーヒー生産に適した環境にある。 ガテマラ・カップオブ・エクセレンス2010を受賞。品種はブルボン種で天日乾燥され、真空パックで輸入されている。 今回はこの豆を深く焙煎し、ハニー、アップル、ジャスミンのような風味、スムースでクリーンな質感と甘味の余韻をお楽しみください。 |
ニカラグア・サン・アントニオ農園
Nikaragua San Antonio Farm ニカラグアのヌエバセゴビア、モソンテ地区にある“テラ・リンダ・サン・アントニオ”農園は清涼な水源に恵まれた農園で、 豆の品種はカトゥーラやカツアイ種を栽培している。 この農園はマリア・テレサ氏が適切なタイミングを見計らった各行程の実行やその後のドライミルへの迅速な運搬などの運営管理を行い3度目のカップオブエクセレンスを受賞している。 今回はこの豆を深く焙煎しチョコレートを思わせる甘い香りと奥行きのある味わいをお楽しみください。 |
エルサルバドル・エル・ホコティージョ農園
El Salvador El Jocotillo Farm エルサルバドル共和国(The Republic of El Salbador)は、メキシコの南西、グアテマラとホンジュラスに挟まれ、 中米ではメキシコに次ぐコーヒー生産量で、国の全輸出量の1/3がコーヒーである。 輸出先はアメリカやイタリアをはじめとするヨーロッパ各国で品質の良さに定評がある。 エルホコティージョ農園の品種は伝統的なブルボン種で2008,2009,2010と3年連続でカップオブエクセレンスを受賞。 今回はこの豆を深めに焙煎して果実のような香りとチョコレートのような濃厚な味、奥行きのある透明感をお楽しみください。 |
ブラジル・セルトン農園 セルトン農場はミナスジェライス地区にあり 標高1000m〜1400mの高地で、年間平均気温18℃の最適な環境下で栽培されている。栽培地でのコーヒー苗の植付けは勾配50%までの地形に植付けられ、年間降雨量2000mmである。幸い収穫期に雨量が少なく、収穫作業がスムーズに行われている。斜面は全て人力によって収穫される。豆と土との接触を避けるために布を引いて収穫される。セルトン農園産のコーヒー豆は2002年、2003年、2005年、2006年の4回コンテスト(Cup of Excellence Brasil)に入選している。 今回はこの豆を深く焙煎し、奥行きのある透明感と、 ブルボンの豆らしさをお楽しみください。 |
コロンビア アンデスコンドル
シエテフィンカス アンデスコンドルはボヤカ県アンデス地方東部標高約1700mにある7つの農園(Siete Fincas)の生産豆の総称で、品種は在来種(原種)に近いティピカ種で統一されている。栽培が難しく、収穫量も少ないが、豆本来の味わいに香りと深みがある。水洗方式で精製後、天日乾燥が施される。 今回はこの豆を深煎りにして甘みとコクと香りをお楽しみください。 |
グアテマラ・サンタ・デルフィナ農園
Finca Santa Delfina この農園はエルキチェ地区にあり、マヤ文明以来のコーヒーの聖地チャジュル千年の山の中心に位置し標高1500m、年間降水量は4500mmに達していてザマク川の流れも豊富で上質のコーヒーを生産する冷涼な気候である。 品種は原種に近いブルボン種で太いボディと透明感を両立している。 今回はこの豆を深く焙煎しコクと香り、甘みをお楽しみください。 |
ニカアグア・オロ・ヴェルデ農園
Nicaragua Oro Verde estate 中南米ニカラグアのホンジュラス国境付近のセゴビア地方に位置する オロヴェルデ農園は、標高1,450mにある5fの農園で、親子3代に渡ってコーヒー農園を経営している。水質と乾湿性の差が特殊な気候を形成し、一定のシステムになっている。ブルボン種の突然変異種のカトゥーラ種は 2年に一度結実するため手間とコストがかかるが、その分評価が高く、 2009ニカラグア・カップ・オブ・エクセレンスを受賞。水洗式の果肉除去の後、天日乾燥を施している。今回もこの豆を深めに焙煎してもらい、雑味のない透明感と香りをお楽しみください。 |
コスタリカ・ミゲル農園
Cosuta Rica Miguel Farm ミゲル農園はコスタリカ、ウエストバレーのナランホ・バランカ地区にあり、標高1500m〜1600mに位置し、農園主エルナン オスバルド ゴンサレス ロペス氏はコーヒー生産者協同組合であるナランホ農協に所属している。 1990年代の終わり頃、コーヒー危機を契機に生産者の多くはコーヒー以外の作物を作り始め、生産者は少数となったが、高品質のコーヒーを目指した生産を続けた。 原種に近いティピカ種の突然変異種のヴィジャロボス種を手がけ、開花は5月、収穫は翌年1月第1週目から始まり、コーヒーの実が収穫に最適な熟度に達するタイミングを逃さないよう細心の注意を払い、カップ・オブ・エクセレンスを受賞している。 今回はこの豆を深めに焙煎し、コクの奥にフルーティな香りが残ります。 |
エルサルバドル・サン・ホセ農園
Finca San Jose サン・ホセ農園はアパネカ、アフアチャップ地方にあり、標高は1500m、平均気温17℃、年間降水量2100mmで山あいの傾斜地にある。周囲の環境を維持して、木におおわれた多数の植物に加えて、自然の生息地で見られることができるいろいろな野生動物や鳥に囲まれている。 シャドウツリー(日陰樹)を使い原種に近いブルボン種を栽培している。水洗処理を施した後、天日乾燥が行われる。 品質が安定していることもあり、3年連続でエルサルバドル・カップオブエクセレンスを受賞している。 今回はこの豆を深く焙煎してもらい奥行きのある味わいに仕上げました。 |
ホンジュラス・ロス・ピノス農園
Honduras Los Pinos ホンジュラスは中米エルサルバドルやニカラグアの北側で、カリブ海に面している。ロス・ピノス農園はニカラグアの国境付近のレンピラ県グァルシンセ地区から78kmの所にあり、松の木の多い山岳地帯である。この斜面を利用してコーヒー栽培が行われている。この地区では最大のコーヒー農園である。品種はカツアイで、独特の香りと透明感を持ち2009カップオブエクセレンスを受賞している。 今回はこの豆を深く焙煎してもらいジャスミン、蜂蜜、桃、クリーム、ドライフルーツを思わせるような香りに仕上がりました。 |
コロンビア・エル セドロ農園 Colombia El Cedro Farm エル セドロ農園は年間降水量1500mm〜2000mmで豊富な湧き水を利用して伝統的な水洗方式と50%のシェイドツリー(日陰樹)を生かし、透明感の高い豆を作りあげている。 またレインフォレストアライアンスにグループの一員として所属している。丁寧なコーヒー生産を行い、2009カップオブエクセレンスを受賞。 今回はこの豆を深目に焙煎をしてもらい、コクと透明感と香りが揃った逸品に仕上げました。 |
グアテマラ・アンティグア・フィンカ・メディナ GUATEMARA ANTIGUA FINCA MEDINA 中南米にあるグアテマラ、アンティグア市郊外にあるメディナ農園は標高1450m〜1540mにあり、 雨期と乾期、寒暖の差の大きい盆地性気候で、年間降水量は800mm〜1400mmの火山灰性土壌である。 品種はカツーラ、パカスで水洗工程、天日乾燥ののち手選別による精選が行われる。 また農園全体に地中パイプが敷かれ、灌漑と施肥が管理されている。 また自然林の再生事業、土壌の保護、排水浄化設備、労働者の子供たちへの教育補助などの取り組みを行い、 レインフォレストアライアンスの認証もうけている。 今回はこの豆を深煎りにしてグアテマラの香りと深みをお楽しみください。 |
ケニヤAA+・ローズバレー
KENYA AA+ ROSE VALLEY ケニヤはエチオピアやタンザニアと共にアフリカの中では良質なコーヒーの生産地である。 ローズバレーの由来はこの地区に多くのバラ農園が散在している(Nyeri Meru Embu Kirinyaga Muranga)所からである。 標高は1500m〜1800mで、ケニヤ山を中心に肥沃な火山灰土壌と赤道に近い太陽に恵まれている。 今回はこの豆をやや深煎りにして奥行きのある香りと甘みをお楽しみください。 |
ブラジル・シティオ・ベラ・ビスタ農園
Brazil sitio Bela Vista ベラ・ビスタ農園は南ミナスの山岳地帯に位置し、1997年に一定した気候条件と3937フィートの標高で、 コーヒーの木は選別された種子と苗木を使用してコーヒーの栽培が始められた。 土地は肥沃な土と豊かな森林を有し、植物と野生動物を内包する原生林と水源を大切にしながら生産されている。 収穫は地形の特性上手摘みで行われており、コーヒーの実は地面に接触しないように布の上にしごきとられ、 ただちに生産処理場に運送されて洗浄、皮肉を除去し、乾燥行程に入る。 コーヒーの実は品質を劣化させないようにするため、 セメントで作られたパティオとサスペンデットパティオの上に広げられ 、乾燥はゆっくりと均一に天日乾燥が行う。 内部の水分量が理想値に達すると木製の貯蔵庫に保管され30日間の休息に入る。 |
ルワンダ・ブフコフェ・ンヤルシザ農園
RWANDA Bufcoffee Nyarusiza ルワンダ共和国はアフリカ中央部に位置し、コンゴ、ウガンダ、タンザニア、ブルンジが隣国である。 マウンテンゴリラの生息地でも有名である。 植民地時代には外貨獲得の為、各農家に70本のコーヒー樹の栽培を義務付けしていたが、長い間の部族間の内戦で出荷できなかった。 2006年には初めて「ルワンダ・コーヒーカッピング・コンテスト」が始まり、 2008年にはアフリカ大陸初のカップ・オブ・エクセレンスが開催された。 ブフコフェ・ンヤルシザ農園は標高1785mに位置している。 ポンプで良質な水をくみ上げ、水洗処理した後、湿度平均12%の中、 アフリカン・ベッドと呼ばれる乾燥処理をするテーブルで精製される。 今回はこの豆を深めに焙煎し、ブルボン種特有の香ばしいボディをお楽しみください。 |
ボリビア・アラン・コッフェ農園
BOLIVIA ALAN COFFE ボリビアは南米の内陸にある国で、チリ側の国境はアンデス山脈である。 近年コーヒー生産が盛んになり、2年前からカップオブエクセレンスに参加している。 アラン・コッフェ農園は2年連続で入賞している。完熟果実の収穫後、清涼天然水での洗浄などの自家精製を施している。 今回はこの豆を深めに焙煎し、奥深い酸味となめらかな舌触り、スィートスパイス、アプリコットのような風味をお楽しみください。 |
コロンビア・ヴィジャ・リリアナ農園Villa Liliana ヴィジャ・リリアナ農園は農地面積がわずか5fではあるが、高品質の豆を生産し、コロンビア・カップ・オブ・エクセレンス2008を受賞。繊細でクリーミー、まろやかで滑らかな口当たりで、次のひと口次のひと口と誘う魅力になっている。 今回はこの豆をやや深めに焙煎し、きれいで明るく柔らかな味わい、フローラルな味わいの中にブラックベリー、チョコレート、オレンジのイメージをお楽しみください。 |
ホンジュラス・ロス・アガパントス
Honduras los Agapantos ホンジュラスは中米に位置し、グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグアに隣接している。国土の80%が標高1000m〜1500mの高原地域にあり、雨期と乾期が明確である。 この気候で以前はバナナの生産が盛んであったが、近年コーヒーもよく生産されるようになった。 ロス・アガパントスは多くの生産者がいる中で、2006年と2008年の2回カップオブエクセレンスを受賞。近年高品質の豆を生産している。 今回はこの豆をやや深めに焙煎し、スパイシーで芳醇な香りをお楽しみください。 |
グアテマラ・カンデラリア農園
Guatemala Candelaria estate グアテマラは中米メキシコの隣に位置し、コーヒーは国の主要農産物として経済を支えている。3000m級の火山があり、その肥沃な火山灰土壌と豊富な降水量で高品質の豆を生産している。グアテマラでは産地の高度で格付けがされている。 Strictly Hard Been (SHB) 4500feet〜 Hard Been (H B) 4000〜4500feet Semi Hard Been 3500〜4000feet これ以外にも4つの等級があり、7段階になっている。カンデラリア農園は標高1750mにあり、父親から受け継いだ女性農園主は「品質の向上が成功への近道」の考えの下、管理体制を見直して2度目のカップオブエクセレンスを受賞。品種もブルボン種で昔ながらの豆の味が香りと共に広がってくる。 今回もこの豆をやや深めに焙煎して、力強さの中に透明感とコク、甘い香りを引き出しました。 |
エル・サルバドル ラ・カンパヌラ農園
EL Salvador La Campanula Farm エル・サルバドルは中米の中にあり、北西にグアテマラ、北東にホンジュラスに接しているラテン・アメリカの国である。 5月から10月が雨期で11月から4月が乾期とはっきりとした気候である。 ラ・カンパヌラ農園は首都サンサルバドルから西へ60Kmの所に位置し、サンタ アナ火山の麓、標高1750mにあり、年間降水量3500mmでコーヒー栽培に適した地にある。 品種はブルボン種とティピカ種で高品質の豆を生産し2008カップオブエクセレンスを受賞した。 今回はこの豆をやや深く焙煎し、透明感と独特の香りをお楽しみください。 |
ニカラグア・ラス・ヌベス農園Nicaragua Las Nubes Farm ニカラグアは中米の中間に位置し、北はホンジュラス、南はコスタリカに挟まれ、カリブ海と太平洋に面している。 農園主レイナルド・カステラノ・パグアゴ氏は 20歳の時に両親から土地を譲り受け、自家用のサトウキビを作っているだけの土地にコーヒーの樹を植え始め、周りの土地も購入して立派な農園に育て上げた。 農園のあるニカラグア ヌエバ セゴビアは自然豊かな場所で動植物の保全が重視され、環境に負荷を与えない配慮がされている。 ラスヌベス農園は2005年に続き二度目の受賞で、近年良質なコーヒー豆を産出できる優良な農園である。 今回はこの豆をやや深めに焙煎し、甘いフルーティーな香りが特徴で、力強い味をお楽しみください。 |
ボリビア セロ ムラ デ アグア ドゥルセ農園 Bolivia Cerro de Agua Dilce Farm ボリビアは南米中央部にあり、太平洋に面している。セロ ムラデ アグア ドゥルセ農園はバナナの木や、スペイン杉に覆われ、熟度の高いチェリーは5月から9月の間にハンドピックされ、毎日その日のうちにパルピングされる。その後、15時間の醗酵工程がとられ、山の湧き水で水洗され、サスペンデッドパテイオで天日乾燥される。 コーヒーの生産過程で化学肥料や農薬は一切使用されず、IMO-Control−FLOの有機認証を得ている。2007にはカップオブエクセレンスを受賞。 今回はこの豆を深煎りにしてコクの中にも透明感を感じさせるのに仕上げました。 |
ブラジル・パイオリーニョ農園Brazil Paiolinho estate パイオリーニョ農園は、セラード地帯中央の、標高1,200mの高原地帯に位置し、開花期が雨季で、 収穫、乾燥の時期に乾季を迎える。セラード地区のこの季節のメリハリと標高の高さが、 世界でも有数の品質のナチュラルコーヒーを生産している。 その中で、この豆は、カップ・オブ・エクセレンスの審査に間に合わない豆、 いわゆるナチュラルをレイト・ハーベスト・コンペティションとしてコンテストを実施している中で、 上位に入賞した豆である。 今回はこの豆をかなり深く焙煎してもらい苦味と深い味わいをお楽しみください。 |
ホンジュラス・ラ・リプレッサ農園 Honduras La Represa ホンジュラスは中央アメリカの中部に位置し、面積は日本の3分の1、人口は700万人の小さな国である。 国土の8割が山岳地帯で赤道付近にも関わらず気候は穏やかで、雨季た乾季がはっきりしている。 ラ・リプレッサ農園はグアテマラ国境に近いコパン県マタラ村にあり、完熟チェリーを丁寧に手摘み収穫しており、品質と共に優れており、2007年カップオブエクセレンスを受賞。 今回はこの豆をやや深めに焙煎にして、甘みと香り、まろやかな味わいをお楽しみください。 |
コスタリカ・エルヴァポール農園 Costa Rica EL Vapor Farm エルヴァポール農園は、わずか8.8haの農園を3人で運営している。長いコーヒー生産の経験と、品質の向上のための努力をしている。土壌の滋養をまし、除草剤の使用を極力減らし、農薬散布、剪定作業も年1回にして理想的な豆を育てた。 日陰樹には、Poros, Gineans, Guabaなどを使用している。 生産処理方法でも、自然の状態でFully Washed 方式を採用し、2007年カップオブエクセレンスを受賞している。 今回はこの豆をやや深く焙煎して、本来持っている透明感と甘み、深煎りならではのコクをお楽しみください。 農園主 JULIO CALVO SALAZAR GIOVANI JIMENEZ SOLIS ULISES E.PORRAS ARAYA 所在地 DOTA,SAN JOSE,COSTA RICA 標 高 1600m 品 種 CATURA CATUAI |
グアテマラ・ダニエル農園 GUATEMALA DANIEL ESTATE グアテマラは中央アメリカの北西部に位置し、カリブ海と太平洋に面している。 国土の70%が高原地帯で3000m級の山々がそびえ、 肥沃な火山灰土壌と豊富な降水量が高品質のコーヒーを生産する要因になっている。 グアテマラコーヒー協会は消費国に向けて、豆のルートが追跡できるツールを提供し、 プレミアム価格が生産者の手元に届くことを保証するシステムを構築中で、これが励みになっている。 ダニエル農園は僅か2fの小さい農園ながら2年連続カップオブエクセレンスを受賞。 水洗市式脱穀、天日乾燥をして出荷される。 今回はこの豆を深煎りにして独特の香ばしさ、上品な甘みをお楽しみください。 |
パナマ・サンタテレサ農園
PANAMA FINCA SANTA TERESA パナマは中南米のコスタリカとコロンビアに挟まれたエリアにある。 北海道よりやや小さい面積の国で、人口は約330万人である。 サンタテレサ農園は1990年にスイスで農学を学んだベラルド氏により開設され、 除草剤を使わず完熟した実を丁寧に手摘みして機械式水洗処理にかけて出荷している。 ベラルド氏のコーヒーは味だけでなく環境面、人材育成面など多岐にわたり社会貢献もあり、 ベストオブパナマを受賞している。 今回はこの豆をやや深めに焙煎して独特の香りとともにクリアな甘みと透明感を味わってください。 |
ケニヤ・リオキ農園
KENYA RIOK ESTATE AA ケニヤはアフリカ中東部にあり、北はエチオピア、南はタンザニアに接している。人口は3510万人、首都はナイロビである。 ケニヤは優れたコーヒーを生産することで有名である。 リオキ農園はナイロビの北25Kmキアンブ地方と呼ばれている所に位置している。 海抜は1,762m、敷地面積は243he、年間降水量は1,150mmで収穫は10月〜12月に行われる。 精製方法は水洗処理で行われ、乾燥方法はアフリカンベッドと呼ばれる天日乾燥である。 今回はこの豆を深めに焙煎してケニヤ独特の香りと甘みをお楽しみください。 |
イエメン・モカ・マタリ
Yemen Moca Matari イエメンはアラビア半島の南端にあり、シュワイブ山(3660m)を中心に山脈が伸びている。 その中にある標高1000m〜3000mのバニーマタル地区で栽培される。 収穫後、水洗処理を施し、地面に並べて天日乾燥して石臼で脱穀をする。 モカというのは本来、港の名前である。 そこへイエメンやエチオピアから収穫されたコーヒーが集積するため違う国の豆が同じモカの名称がつけられている。 今回はこの豆をやや深く焙煎して、奥行きのある酸味と香りをお楽しみください。 |
グアテマラ・サント・トーマス・パチュージ
Santo Tomas Pachuji アティトゥラン火山とトリマン火山にはさまれ、アティトゥラン湖周辺に位置する森の中に囲まれた農園。 パルプは堆肥化され畑に還元される。発酵は24〜36時間かけて丁寧な処理が施され、パティオで天日乾燥されている。 環境と農業が調和している農園でアティトゥランを代表する農園とも言える。 自然保護区に指定され、レインフォレスト・アライアンスの認定を受ける。 地域: グアテマラ、アティトゥラン地区 規 格: SHB EP 品 種: カツーラ、カツアイ、 パチェ(ブルボンとティピカの交配種) 標 高: 1,300-1,600m 栽培面積: 70ha 生産量: 1,500袋 収穫期: 11月-3月 加工方法: 水洗式 |
コロンビア・ブエナ・ビスタ5農園
Colombia Buena Vista 5 Estate ブエナビスタ5農園はサンタンデールのコーヒー生産者組合や、 バルボサ生産組合コーヒー部門(Coffee Growers fo BALUBOSA Municipality)委員会のメンバーで、 農場で自生の木も、野生生物も保護し、固形廃棄物をリサイクルするなどRainforest Alliance Certified (環境保護対策農産地)で認定を受けている。 コーヒー豆を精製するのにも、エコロジーなシステムを整備しこ多くの水を保存することができている。 乾燥は放物線状に豆を扇状に引き伸ばす装置で天日乾燥されている。 これらの活動と豆の味で2007年カップオブエクレンスを受賞。 今回のこの豆をやや深目に焙煎し、コクと透明感のある甘みをお楽しみください。 |
エルサルバドル・アコンカグア農園
Aconcagua Farm エルサルバドル共和国は中米の太平洋側に面した小さい国である。 1525年スペインの支配下におかれ、1941年に独立した。 人口はインディオとスペインの混血(メスティソ)が90%を占めている。 アコンカグア農園は標高1300mの国立インポシブル自然公園に接し、 1940年代からコーヒーを栽培。シェードツリー(日陰樹)を植え、強い直射日光を避けている。 品種はパカマラ種(パカス種とマラゴジッペ種を掛け合わせ)で、 2007年カップオブエクセレンスを受賞。 今回はこの豆をやや深めに焙煎しコクと甘みをお楽しみください。 |
ニカラグア アグアス フレスカス農園
Nikaragua Aguas Frescas ニカラグアは中米の中央に位置し、カリブ海と太平洋に挟まれた地域で、 1800年代半ば、北部山岳地帯に入植したドイツ人を中心とした移民たちが本格的なコーヒー栽培を始めヨーロッパへ輸出。 北米へ50%、ヨーロッパへ45%、その他へ5%と日本にはなじみの無いコーヒーであった。 アグアス フレスカス農園は標高1450mにあり、130fの面積を有し、収穫後水洗処理されて天日乾燥される。2007年 ニカラグアコーヒーコンペティションで「カップオブエクセレンス」を受賞。 今回はこの豆をやや深く焙煎し、なめらかなボディとふくよかな香りと甘みをお楽しみください。 |
コロンビア・サントゥアリオ コロンビア第2の都市カリから南へ96km、ポパヤンから北へ24kmのカヒビオに位置し、 濃厚で完璧なボディ、エキゾチックな香り、バランスの良い酸を持ち、 日照、降水量、標高、土質などの条件の揃ったコーヒーの特産地である。 この地域はポパヤン高原と呼ばれ、昼夜の気温差が大きく、また豊かな降水にも恵まれ、高品質のコーヒー生産に適した土地である。 サントゥアリオ・エステートはコロンビアマイルドを復活させるべく、 土壌保全、地域社会への貢献、生物多様性の保護でコーヒーの生産に取り組み 、農園を設計し、1999年から取り組んでいる。苗木の播種からコーヒーの収穫、 精選まで高いクオリティを持つ。標高は1,850〜2,100mの丘陵地にあり、 敷地面積は260ha、このうち約188haに作付けされ、巨木が林冠をつくる豊かな森林が広がり、鳥、野生動物の住居となっている。 |
コスタリカ・ブルマス農園
COSTA RICA BRUMAS DEL ZURQUI コスタリカ・ブルマス農園は首都サンホセの郊外で、標高1600mの山の斜面に位置し、 海からの乾いた風がコーヒーを甘くする役割も果たしている。 ていねいに手摘みした完熟豆を果肉除去し、 「ぬめり」の付いたままの殻付き(パーチメント)をアフリカン・ベッドと呼ばれる 網棚で天日乾燥をすることでさらに甘みを増して別名を「ハニーコーヒー」とも呼ばれている。 コスタリカのコーヒー・コンテストにおいて品質管理、味覚審査で最高位の2006 クロップ・オブ・ゴールドを受賞。 今回はこのブルマスをやや深めに焙煎してもらいました。甘い香りと奥深い味わいをお楽しみください。 |
タンザニア・ルブーマAAA
Tanzania ruvuma AAA タンザニア南部モザンビークの国境に近いマラウィ湖付近ルブーマ地区ソンゲア。 この地区の小農家から収集されたブルボン、ケント、ブルーマウンテン、ティピカといった品種の豆を スクリーン18M欠点豆0までに厳選、精製し、天日乾燥をしたAAA(格付の番外編)を持つ ルブーマ地区の豆は北部に位置するキリマンジャロ産の豆の酸味とは対照的でボディがあり バニラとココアやオレンジのような甘い香りが特徴である。 今回はこの豆をやや深めに焙煎し独特の深い味わいをお楽しみください。 |
パナマ・エスメラルダ農園 エスメラルダ農園は、2004〜2007年で4年連続ベスト・オブ・パナマにおいて1位を独占。 エチオピアを原産とするゲイシャ種でオークションで史上最高額をつけた。 エスメラルダ農園はパナマのボケテ渓谷に広がり、 平均標高1600m、豊かな自然環境に囲まれ、農薬を使わず、完熟実だけを手摘みし、収穫後の加工も細心の注意を払っている。 オークションロットは非常に高くカップ1杯7500円相当になってしまうが、 今回はそれ以外のシスターロット(出品されなかった同時期に収穫された豆)である。 今回はこのエスメラルダ農園のフローラルなアロマと柑橘類を思わせるフレーバー、 すっきりとした甘味を伴った酸味がをお楽しみください。 |
ブラジル・コブラス農園
Sitio Vale Das Cobras コブラス農園はマンティケイラ山系の谷あいの標高900m〜1000mに位置し、 大西洋側のレインフォレスト《環境保護》エリアからの水源を有し、農場の土は大きな花崗岩の石で紫色をおびている。 地面には布が一面に敷かれ、落下した実が直接地面の土に接触しないように工夫され、完熟豆をハンドピックで収穫し、 パルプド・ナチュラル精製方法でブラジルカップオブエクセレンス2007を受賞。 脱穀後すぐにアルミのラミネートフィルムに真空パックされ定温貯蔵で輸入される。 今回はこの豆をやや深く焙煎してもらい、フローラルな香りに、少し冷めると熟した果物の甘さが心地よく、 切れの良い爽やかな余韻が続きます。 |
ブラジル・アマレロ・ブルボン コーヒーの実の多くは成熟すると赤いが、この豆は黄色(アマレロ)になるもので、 イエローブルボンとも呼ばれ、ブルボン種の突然変異である。 ブルボン種も原種に近く、隔年収穫という生産性の低さもあり、 一時期無くなりかけていたが、近年品質重視で見直されるようになってきた。 このアマレロブルボンは精製方法も特徴があり、 果肉(Pulp)は湿式で除去し,内果皮(Parchment)の状態で天日乾燥するというパルプドナチュラル製法で豆へのダメージを減らし 、透明感と天日乾燥特有の厚みのある香味が楽しめます。 |
エチオピア・カッファ・ティピ
Ethiopia E−cafe Gold 2006 アフリカ大陸東北部に位置するエチオピア。コーヒー発祥の地とも言われ、 コーヒーの語源は最初にコーヒーの木が発見されたエチオピア南西部のカッファ(Kaffa)地方に由来する。 エチオピアの高原は雨量が多く、比較的涼しく、森林に覆われた熱帯雨林が広がる。 その昔は「アビシニアンコーヒー」と呼ばれたコーヒーで、土壌は僅かに酸性で栽培密度は疎らであり、 本来の生育状態を再現する自然農法で生産される。 ティピはティピカのことで、アラビカ種のなかでも原種に近く、長形の豆で優れた香りと酸味を持っている。 今回の豆はエチオピア主要農協6団体のコンテストで国際審査委員により「E−cafe Gold」を受賞。 やや深めに焙煎し、奥行きのある酸味と香味が楽しめます。 |
コロンビア・アクシオン農園
Colombia accion estate コロンビア・カップ・オブ・エクセレンス2006、『コロンビア・COE』受賞 「カップ オブ エクセレンス(COE)」を簡単に言うと、国際的なコーヒー豆のコンテスト(品評会)の事で、 農園主が丹精込めた豆をコンテストに出品し、スペシャルティーコーヒーの品質基準に達しているかを確認した上で、 国内審査員による目隠しテストをして選定。最終的に、国際審査員が20〜40の農園をカップテストし評価していく。 この選び抜かれたコーヒー豆に『カップ オブ エクセレンス』の称号が与えられる。 『Productores en Accion農園』は2006年10月のCOEコロンビアで85.21点を獲得。 高品質コロンビアコーヒー有数の産地であるウィラの豆で、海抜1600メートルで完熟した実のみを収穫した逸品である。 今回の特選はこの豆をやや深めに焙煎し、やさしいシトラスの香り、ビターチョコを思わせる濃厚な舌触り、 シロップのような甘さとカラメルのような後味を楽しんでください。 農 園 主 Orlando Chavarro Suarez 所 在 地 El Agrado, Huila 面 積 4ヘクタール (コーヒー栽培は2ヘクタール) |
ブラジル・カルモ農園 ブラジル・ミナスジェライス州スルデミナス地区に位置するカルモ農園は、 標高3000〜3800フィートにあって広大な面積の543エーカーにいろいろな品種のコーヒーを栽培している。 ムンド・ノーボ、カトゥーラ、カトゥーアイ、ブルボン、アカヤ、イカツと幅広く、生産率も高水準を保っている。 今回の豆はこの中でもムンド・ノーボという品種で、 原種に近いブルボン種と在来種スマトラの自然交配種であり環境適応性が高く、 病害虫にも強いブラジルの主力生産品種のひとつである。 その中でも天日乾燥の豆で競うレイトハーベストのナチュラル部門のインターネットオークションで入賞。 この豆の特徴であるボディの厚みと独特の香りを生かすためにやや深めに焙煎し、芳醇な香りと深い味わいが楽しめます。 |
エルサルバドル・エルカシャル農園 エルサルバドル(Repubric of El Salvadol)太平洋に面した中米の小国で、首都はサンサルバドル。 国土は南部の低地を除くと大半が高地である。 気候は亜熱帯や温帯に近いため、農業生産が盛んで、 綿花、トウモロコシ、サトウキビ、米などとコーヒーの生産が主要輸出物になっている。 エルカシャルという農園名はシェードツリーに使用されるカシャル(Cashal)に由来し、 直射日光や霜害からコーヒーの樹を守る役割を持っている。 このエルカシャル農園は標高1350mにあり、伝統的な在来種であるブルボン種を栽培。 エルサルバドルの2006カップ・オブ・エクセレンスを受賞。 ブルボン種特有の厚みのある味わいと香りが楽しめます。 |
パナマ エル バハレケ農園 パナマ共和国。人口286万人の小国であるが、運河の名で知られる。 このエリアを自主独立運動で1999年12月31日にアメリカから返還される。 熱帯性気候で米、サトウキビ、バナナ、トウモロコシ、カカオなどを生産、森林資源のマホガニー材の産出でも有名である。 近年は優れたコーヒー産出され、インターネットオークションでは、数々の賞を受賞し、 高値で取引される生産国として世界中のバイヤーから注目されている。 今回のエル バハレケ農園は 2006ベスト オブ パナマ に選ばれた豆で、高温多雨の肥沃な土壌で生産されている。 透明感のある酸味を生かすためやや浅めに焙煎をしてあります。 |
コロンビア・パロネグロ農園 パロ・ネグロ農園の農園主である、ミゲル・アントニオ・キナヤス氏はコーヒーの生産を始めて25年。 生産者としての伝統を家族と共に守り続け、高品質なコーヒー、 カトゥーラ種というブルボンの突然変異種の栽培を生産するための農園管理と、 環境への負担を最小限に抑えるための果肉除去と洗浄行程を日々模索して、 『栽培から口にするまで全ての工程でベストが尽くされたものに与えられる称号』 2006 カップ・オブ・エクセレンスを受賞。スペシャリティーコーヒーでは欠点豆を見つけるよりも香味、 個性が評価される。 今回の特選はやや深めに焙煎をしています。上質な酸味とコク、クリームのような甘味、すっきりした後味お楽しみください。 |
コスタリカ・エルバス農園 コスタリカ共和国、中米の南部、ニカラグアとパナマに挟まれた小国である。 カリブ海と太平洋にも挟まれている。国土面積は日本の1/7で、人口は1/30程度である。 国土の大部分が高原地帯にあり、コーヒーは主要農産物のひとつである。 エルバス農園は、首都サンホセに隣接するアラフエラ県の標高1500mに位置し、 日照時間が長く、雨期と乾期がはっきり分かれており、栽培には理想的な条件を備えている。 このエルバス農園ではコーヒー栽培を始めて6年目ではあるが 、コスタリカのコーヒー・コンテストで2年連続クロップ・オブ・ゴールドを受賞。 標高の高い産地で特有の硬く締まった豆は透明感と奥行きのある香りを持ち合わせている。 今回はやや深めに焙煎をしてボディに深みを持たせ、甘みと香りを引き立たせています。 定番であるコスタリカ・ボルカン・アスールとは違うコスタリカをお楽しみください。 |
ブラジル・ファゼンダ・サンタ・リタ ブラジル レイトハーヴェスト コンペティション(ナチュラル・コーヒー・コンペティション) 高品質スペシャリティーコーヒーレイトハーヴェスト国際審査会 BSCA・レイトハーヴェスト国際審査会は、ブラジルの「ナチュラルコーヒー」を対象とする審議会である。 ナチュラルコーヒーは収穫時期が遅く、生産処理に時間がかかり、かつ出品までに休息期間が必要である為、 ACEのカップオブエクセレンスには時期的に間に合わない。 (カップオブエクセレンスの国内審査会は8月から開催され、予選、一次、二次の国内審査会を経て、 10月の国際審査会は進むので 「ナチュラル」は対象になりにくい) ブラジル・ファゼンダ・サンタ・リタはミナスジェライス州にあり今回入賞した豆で、 ナチュラルのブラジルらしさと芳醇な香りと甘みを持っています。 |
ニカラグア・ラモン・ピネーダ農園 ニカラグアは正式には(The Republic of Nicaragua)で、中米に位置しホンジュラスと コスタリカに囲まれている。東はカリブ海、南は太平洋に面している。 国土面積は日本の3分の1で人口500万人で、 コーヒーは、18世紀後半にカトリック宣教師に依ってアメリカ新大陸にもたらされ 1800年代中頃、ドイツの移民達がニカラグア北部で、本格的にコーヒー栽培が始められた。 今回のラモン・ピネーダ農園は北部ホンジュラスに近い山岳地帯にあり、 豊富な雨量と肥沃な土壌に恵まれており、環境条件が整っており、 2005インターナショナルコンペティションにおいてニカラグア・カップ・オブ・エクセレンスを受賞。 オークションで高い評価を受け、入手が難しい豆である。 今回の特選はこのラモン・ピネーダの透明感のある香りと味、軽やかな甘みを味わってください。 |
ホンジュラス・ラ・ラグーナ農園 ホンジュラスは中米のコーヒー生産国で、グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグアに接し、 カリブ海と太平洋に面している。面積は日本の30%、人口650万人で外貨獲得のための主要生産物になっている。 ラ・ラグーナ農園ではバナナや広葉の背の高い日陰樹(シャドウツリー)で強い陽射しから木を守り、 12月から4月にかけて完熟豆を手摘みし、果肉除去は水洗処理、 パーチメントと呼ばれる硬い殻つきのまま天日乾燥される。 2005年コーヒーオークションでカップオブエクセレンスに輝いた。 今回の特選は軽い酸味と甘み、それに深いまろやかな苦味を兼ねそなえた逸品です。 |
パナマ・レリダ農園 パナマにコーヒー農園が登場したのが1870〜90年、山岳リゾート地として有名なパナマ西部のボケテ(Boquete)は、 標高1600mで一年中さわやかな気候で、コーヒーの産地としても適している。 コーヒーは、パナマの総輸出額の2%(1995年)を占める重要な産業である。 今回の特選はSCAA公認 2005年度ベストオブパナマ入賞した豆で、このレリダをやや浅めに焙煎し、 甘みと芳醇な香りを引き立たせています。 |
コスタリカ・バレ・デル・ソル コスタリカは中米の南部に位置し、カリブ海と太平洋両面に面した国で、 南はパナマ、北はニカラグアに国境を接していて人口は400万人弱。 国名のCOSTARIKAとは「豊かな海岸」という意味で、豊かな自然に恵まれた美しい国で、 国土の4分の1が国立公園や自然保護区に指定され、変化に富んだ地形に熱帯雨林や海がある。 また川は貴重な動植物の宝庫として世界中に知られている。 主要生産地の中でも最大のウエストバレー(西部渓谷)は首都サンホセから北西の太平洋側に位置しており、 このValle del sol(太陽の谷)は、ポアス火山の中腹の傾斜地に作られたコーヒー農園で、コーヒー栽培には火山灰土壌が もっとも適しているため、ヴィクトリア生産者組合の多くの優良農園が存在している。 コーヒーの木の栽培から精製の段階まで厳格な品質管理のもと、収穫は丁寧に手摘みされている。 今回はコスタリカのクロップ・オブ・ゴールド(Costa Rica Cosecha de Oro Auction 2005)入賞したバレ・デル・ソルの 甘く香る濃厚な香り、力強いボディー、キレのある酸味をお楽しみください。 |
ブラジル・ダテーラ・サンライズ ブラジルミナスジェライス州パトロシーニョ市のダテーラ農園は、標高1,000m〜1,100mにあり、総生産量100,000袋、生産から輸出まで すべて一貫して農園内で行う事が出来、栽培はすべて由来がはっきりしている樹木を使用している。また最新のGPSを駆使、土地を細かく 区画化して、肥料散布、収穫がいつ誰の手によって行われたかまでが管理されている。 農園を経営しているダテーラ社は、売上の5%を寄付に充てるなど、社会福祉の意識が高く、農園内には従業員のための住居、学校、 セミナー施設、自然保護区などが整備され、将来への意識も高い。ISO14001、レインフォレストアライアンス、EurepGAP等の 認証を取得している。 今回の特選のダテーラ・サンライズは、このダテーラの約半分にあたる49,000袋の生産量のあるカツーラ種で、水洗処理された後、 天日乾燥と機械を併用して生成されたもので、数あるブラジルの中でも香りが芳醇で甘みをもつ逸品です。 |
ブラジル・サン・シルベストレ農園 ブラジルのスペシャリティコーヒー市場では毎年良いコーヒーを生産する為にたくさんの団体で品評会が開かれています。 中でも大きいのはブラジル・スペシャリティコーヒー協会(BSCA)が主催するカップ オブ エクセレンス(COE)と レイトハーヴェストオークション(LHA)です。 以前はCOEだけでしたが、精製方法ウォッシュドの方が採点項目にあるクリーンカップ という基準でどうしても順位が上になってしまい、伝統的精製方法のナチュラルの衰退を招かないようLHAが作られました。 完熟した豆を摘み取り、ゆっくりと天日乾燥をさせ、LHAで入賞したのがサン・シルベストレ農園です。 産地特性を生かした甘味のある風味豊かな味わいをお楽しみください。 |
ケニア キリニャガ ガチャミ農園 アフリカ諸国の中で、有数の経済発展を遂げている赤道直下に位置するケニア。 この豆の栽培されるキリニャガ地区は、ケニア山の麓、標高2000mの火山地帯にあり、日照時間も長く涼しい環境、 ミネラル分豊かな恵まれた土壌を有しています。 摘み取られた豆はドライテーブルで手作業により上下に返し6週間もゆっくりと天日乾燥され精製されます。 今まで日本に輸入されていたクラス4という豆とは違い、ヨーロッパ市場へ輸出されているクラス2という豆で、 酸味の質やボディの豊かさに優れています。 タンザニアやケニアのブルボン種の中でも高品質豆のSL34という豆ではなく、 高地栽培に適したSL28というブルボン種で、よりやさしい印象があります。 輸送は定温コンテナ、保管は定温倉庫と品質管理もこだわった逸品です。 焙煎はやや深めにしました。しっかりとしたボディに甘味と香りが調和している逸品に仕上げました。 |
コロンビア・クレオパトラ・スプレモ クレオパトラ・スプレモは、コロンビアに縦断する三つの大きなアンデス山脈の西側の尾根、 VALLE DEL CAUCA州のMIRANDA農園で生産されている。 標高1700〜1850mの太平洋に面する山肌で栽培されるティピカ、ブルボン種は、強い海風とアンデスよりの山風という厳しい自然環境の中で生まれ、 寒暖差もあり、高品質のコーヒーを栽培し、コロンビア・スペシャリティー・コーヒーにも認定されている。 精選方法は、農園内より湧き出るアンデスの清水で、水洗処理後、天日乾燥される。 今回はこの豆を深煎りにして、コロンビアの特徴であるマイルドで、雑味がなく、滑らかな深い味わいと香りをお楽しみください。 |
タンザニア・マチャレ農園 タンザニアは東アフリカ最大の国で、面積は日本の約2.5倍です。難易1度から南に位置し、東はインド洋に面しています。 北はケニア、ウガンダ、西はルワンダ、ブルンジ、南はザンビア、マラウィ、モザンビークと国境を接しています。 ケニアとの国境にアフリカの最高峰キリマンジャロ(5895m)があり、「キリマンジャロ・マチャレ・エステート」は その南西部の斜面にかけて広がっている農園で、数あるキリマンジャロの農園の中でも最も標高の高い位置にあり、1450m〜1550mです。 肥沃な火山灰土壌に山の吹き降ろす寒暖の激しい気候条件を持ち、散在する小川で水源も豊かで、収穫された豆はこの水を利用した 灌漑設備で精製され、棚干しによる天日乾燥の行程へ移ります。 環境条件が厳しいため生産量は少ないのですが、凝縮感のある芳醇な味わい、透明感のある爽やかな後味が印象に残ります。 |
タンザニア・エーデルワイス AA タンザニア連合共和国。アフリカ大陸の中西部に位置し、インド洋に面している。 国土面積は日本の約2.3倍、人口は日本の3割弱で、ケニアとの国境を接する北部には、 アフリカの最高峰キリマンジャロ(5895m)があり、 その斜面で栽培されているのがアフリカを代表するキリマンジャロ・コーヒーである。 エーデルワイスはキリマンジャロ山より200Km西方にあるオルデニア山(3188m) の麓にあるエーデルワイス農園で栽培されている。 標高1700mの肥沃な赤土の土壌、灌漑設備もあり品質管理されている。 アラビカ種で原木に近いブルボン種が主体で上質のタンザニアが持つ酸味、甘味、香り、ボディがある. 今回の特選も珈琲新鮮館で焙煎、厳選ハンドピックしてもらいました。生豆のポテンシャルを最大限引き出し、 優れたタンザニアの持つ柔らかな酸味、甘味、香りを楽しんでください。 |
コロンビア・アンデスコンドル コロンビアのBoyoca県はアンデス東部にあり、 標高1700m以上の秘境と言っても過言ではない小さな村に栽培されています。 ”Siete Fincas”とは「7つの農園」を意味する現地の言葉で、 その名の通り小さな7つの農園より厳選したティピカ種100% を使用しています。ティピカ種は品種改良されておらず、栽培に手間がかかり、 1本の木からの収穫量も少ないのですが、味わいに 深みがあり、魅惑的な香りのする極上の品種です。 輸送にも気を使い、農園から海上輸送まで低温コンテナを使用、日本国内でも 低温倉庫に保管されています。いつものように珈琲新鮮館で厳選ハンドピック、焙煎をお願いしています。 上質のコロンビアの 味わいと甘味をお楽しみください。 |
ブラジル・セラード・カイセッタ農園 カイセッタ農園はブラジルのミナスジェライス州パトスデミナス地区にあります。 このあたりはセラード地区と呼ばれていて、 ブラジルの中では最高品質のコーヒーが収穫できることで有名です。 このカイセッタ農園主のフェレーロ家はコーヒー生産に 100年の歴史を持つ伝統農家です。 現農園主のワグナー・フェレーロ氏のコーヒーへの情熱はコーヒー生産だけに留まらず、 自ら焙煎加工できる工場を設立して栽培から抽出までを研究しています。 通常では考えられないことにチャレンジする精神は すばらしく、例えば栽培品種ごとにドリップに向いているのかエスプレッソに向いているのかテストを繰り返し、 ユーザーのニーズにあった最適なコーヒーを提供できる環境を整えました。 減農薬による生態系のコントロールだけでなく品質の向上のための投資として2002年からは誰も取り組まなかったWINDRY (棚干し)をいち早く取り入れました。この乾燥方法は他のブラジル産コーヒーでは見られない方法で、網棚の上で風を通し 低温でじっくりと時間をかけて仕上げるため、甘味があり風味豊かなコーヒーが出来上がります。 さまざまな取り組みの結果ワグナー・フェレーロ氏は2004年セラードカップコンテストで1位、2位を独占し、取り組みが 正しかったことを証明しました。 |
ボリビア・リオコロラド農園 南米のボリビア共和国は周りに5カ国と国境を有し、日本の国土の約3倍ありますが人口は約870万人と神奈川県とほぼ同じです。 首都のラパスは標高約3800mの高さにあり、いきなり飛行機で降り立つと高山病にかかる可能性が高いそうです。 一般的にコーヒー栽培地へは山を登って行く感じがあるのですが、ここでは空港に着いてから山を下って農園に向かうことになります。 リオコロラド農園はラパスの北東に位置し、ここはアンデス山脈の西側にあたる位置で、 標高1000m〜2000mの山岳地帯の斜面にコーヒーが栽培されています。 大部分のコーヒーが有機栽培されており、積極的に品質向上に取り組んでいます。 その一環としてコーヒーチェリーは最も熟度の高い時に一粒ずつ手で摘み取り、 小規模な単位で摘むことにより他の物と混ざらないように徹底しています。 高品質なコーヒーを作る努力はボリビアのコーヒーコンテスト(Cupping The Mountain Peak)で入賞するという結果になりました。 ボリビアスペシャリティーコーヒーの透明感のあるアシディティ(酸味)、 甘い香りをもったバランスのよい味わいを楽しんでいただけたらと思います。 |
エルサルバドル・サンマルティン農園 エルサルバドル共和国は中米で最も小さい国で、大きさは九州の約半分になります。 北西にグアテマラ、北東にホンジュラスとの国境を有し南は太平洋に面していて、 人口は約660万人(2004年)で人口密度は中米で一番です。 サンマルティン農園は、アパネカイラマテペック山岳として知られるソンソナテ州、 ファユア県ロスナランホ村に位置し、非常に肥沃な土壌の1350mの理想的な気候条件にあります。 平均気温が夜は12℃と涼しく、 昼間は24℃でこの昼夜の寒暖の差がコーヒーに深みと甘味をもたらす最高の条件となります。 この地域は、ロスアレナレス川と多くの自然の泉に恵まれ 、品種改良の少ない在来種を栽培するのに無理のない条件が整っている農園になります。 ラモン ラメントール家は、19世紀の後半よりこの地でこーひー生産を始め、 現在の当主であるアントニオは日夜を惜しんでコーヒーの栽培に情熱を注いできた結果、 この国内最高のコーヒーを決めるコンテストにおいて優秀な成績を収めることに成功しました。 今回は中煎りで、やわらかい穏やかな酸味と甘味を感じるように仕上げました。 |
ニカラグア・ロス・ローレレス農園 ニカラグア共和国は人口約500万人、国土は日本の約1/3で、太平洋とカリブ海に面し、 北はホンジュラス、南はコスタリカと国境を有する中米のほぼ真ん中に位置する国です。 ロス・ローレレス農園のあるヌエバ・スゴビア地区はホンジュラスの国境近くディビルト山脈の標高1200m付近の 高原地帯にあります。 自然に恵まれたこの地域で、少しながらではありますが丁寧に栽培された最高のコーヒーがあります。 年間43袋しか収穫できないのですが、一生懸命育てられたコーヒーは、 ナイカラグア・カップ・オブ・エクセレンスというニカラグアで栽培される コーヒーの最高の栄誉であるコンテストに入賞しました。 ロス・ローレレス農園の経営者たちは、この地域で生まれ育ったので、 愛着があり、自分の農園の森を再生し、化学肥料を使わず有機肥料による土壌維持システムを導入しています。 生態系を保護するように運営されているこの農園では赤く熟した実だけを手摘みにして、 山岳地帯のきれいの清水で水洗処理を行い、木箱の上で天日乾燥し、脱穀後カップテストを行い、 品質管理に努めています。 |
コロンビア・カチャル カチャルグループのあるサンタンデール州オイバ地区は首都ボゴタの北に位置し、 豊かな自然の中にいくつかの小農家が点在しています。 様々な特徴のあるシェードツリー(日光を遮るための樹のこと、 コーヒーはもともと半日陰で自生する植物なのでまさに自然のままの環境である)と共存している農園が多く、 そこにはほ乳類、齧歯類(ネズミ、ウサギ、リス等)、また60種類以上の鳥が共存しています。 このような栽培方法が認められコロンビアでは最初のレインフォレスト・アライアンス認証(※)農園となりました。 また日本の農林水産省(JAS)の有機栽培コーヒーとしても認証されています。 カチャルとは、インディアン語で”希望”を意味します。 これは原住民ポイマ族及び、同地域に住む人々の希望の意味が込められています。 そのような思いで栽培されたコーヒーはすっきりとした透明感のなかにやさしい甘味のある味わいで スペシャリティコーヒーの名に恥じないすばらしい香味を持っています。 是非ゆっくりと味わっていただきたいと思います。 ※熱帯雨林の生態系を守りながら自然と農業の共存を目的とした非営利の認証団体 |
グアテマラ・ホヤブランカ農協 中央アメリカの北西部、カリブ海と太平洋に面する共和国。国土の70%が高原地帯で、3000m級の山々がそびえ、 肥沃な火山灰土壌と豊富な降雨が中米有数の高品質コーヒーを生産する要因である。 ホヤブランカ農協は首都グアテマラシティから車で6時間の場所にある7大生産地のひとつ ウエウエテナンゴのキルコ県に位置するホヤブランカ村にあり、 農協のメンバーが生産技術の研究、品質改善に取り組んでいて、収穫から精選に至るまで丹念に行われている。 品種はカツーラ、ティピカ、ブルボンで、水洗処理ののち、天日乾燥される。 今回の特選は新鮮館で2004度 The Exceptional Cupコンテストに5位を獲得したオークションロットを入荷しました。 いつものように厳選ハンドピック、焙煎をしてもらっています。すきとうる奥の深い味わいと香味、甘味をお楽しみください。 |
コスタリカ・コーラル・マウンテン コスタリカは中米の南部に位置し、カリブ海と太平洋両面に面した国で、 南はパナマ、北はニカラグアに国境を接していて人口は400万人弱の小さな国です。 国名のCOSTA RIKAとは「豊かな海岸」という意味で、豊かな自然に恵まれた美しい国です。 「コーラル・マウンテン」の栽培されるラ・ミータ農園は高原地帯にある首都SAN JOSE西部の山岳地帯TARRAZU川付近の 急斜面で栽培されています。 厳しい条件下の元、限定生産される 「コーラル・マウンテン」は古くからドイツをはじめ品質を重視するロースターへ限定販売されてきた 由緒あるコーヒー豆です。高品質なコーヒーを栽培する上でかかせない肥沃な土壌に、 標高1500mになる高原地帯は昼夜の気温差が大きくコーヒー栽培にとって最適な条件が揃っています。 またこの農園はまさに自然と共存するかのように急斜面にあるため、 収穫をするときには身体にロープを巻き付け”モンキースタイル” で滑り落ちないようにしながらバスケットが一杯になるまで、赤く熟した実だけを一粒づつ丁寧に手摘みします。 収穫後すぐに水洗処理されたパーチメント(殻付きの状態)は灼熱の太陽の下、 広大な乾燥場で約1週間100%サンドライ(天日乾燥)という伝統的な処理をされます。 このように手間ひまをかけて生産された「コーラル・マウンテン」はしっかりとした ボディとアロマをもつすばらしいコーヒーになります。その豆を珈琲新鮮館は2段階に焙煎することにしました。 ひとつは「中煎り」で苦味を抑えて軽やかに、まろやかに。すっきりとした爽やかな印象にしてみました。 もうひとつは「中深煎り」でしっかり苦味を出して焙煎することにより甘味を最大限に引き出しています。 満足のいく重厚さが出て深い味わいがあります。またこの2種類の焙煎度の違う豆をミックスすることにより、 まろやかかつ深い奥行きのある充実した味わいが得られます。 ぜひこのすばらしいコーヒーをゆったりとした気分で味わっていただきたいと思います。 |
コロンビア・メサデ・ロス・サントス・ブルボン コロンビア共和国、南アメリカ大陸の北西部にあり、南部を赤道が通うっています。 国土面積は日本の約3倍、人口は約1/4ですが、世界第3位のコーヒー生産国です。 国民の5人に1人がコーヒー関連事業に従事していると言われていますが、 このところ廃業する農園も増えているようです。その要因のひとつにコーヒーの品質を上げる努力をせずに、 収穫量を上げる農園経営をした所が品質低下を招き、 結果として取引価格を下げられ廃業に追い込まれるといった悪い悪循環になってしまったということが挙げられます。 そのような悪循環とはまったく逆の考え方で農園経営をしてきた農園から大変美味しいコーヒーが届きましたので ご紹介したいと思います。 メサデ・ロス・サントス農園は首都ボゴタの北に位置し、周りが谷に囲まれた山岳部に農園があり、 平均気温が、昼30℃(11〜16時)、夜8℃(17〜10時)と大きな温度差があります。 これらは良質なコーヒーの栽培に適しており(夜冷現象)、香りが良く良質なコーヒーを作るために、 ブルボン種という非常に収穫率の低い品種ではありますが交配の少ない在来種を栽培しています。 そして昔ながらの農業のいいところを積極的に取り入れています。 それは、コーヒーの栽培は本来自然の中にあるものであり、生態系を崩さないよう地球に優しく、 すなわち有機肥料を使用した農業や、人や動物に危険な農薬の使用制限などの厳しい基準をもうけて農園を管理しています。 その結果USDA(アメリカ農務賞)オーガニックの認定,スミソニアン渡り鳥センターより、 鳥に優しい農園としてバード・フレンドリーの認定、 熱帯雨林の野生動物などを保護してゆくことが長い目で見て農業を支えることとなると謳う レインフォレスト・アライアンス(RA)の3つの認証を受けています。またこの農園は、コロンビア国内で森林保護、 良質なコーヒーの栽培等の面から”理想の農園”として評価を受けていて、アルバーロ・ウリベ大統領が訪問され、 スペシャリティー・コーヒーの模範農園として評価されています。 この度、珈琲新鮮館ではこの豆をやや深く焙煎することによって、ほろ苦さの中にやわらかい甘味と、 力強い香味に仕上げました。豆はブルボン種固有のやや小粒ですが、 味わいが凝縮している感じがありボディはしっかりしています。 是非このすばらしいコーヒーを味わっていただきたいと思っています。 |
インドネシア・ゴールデン・マンデリン インドネシアは東南アジアの赤道を挟んで、代償1万3000以上の島からなる共和国である。 主に大きな三つの島、スマトラ、ジャワ、スウェラシがあり、世界でも有数のコーヒー生産国である。 スマトラはマンデリン、ジャワはジャバ・ロブスタ、スウェラシはトラジャが有名である。 アラビカ種は1696年にオランダ人の手で導入。 20世紀の初め病害虫に強いロブスタ種を導入、9割がロブスタ種となる。 ゴールデン・マンデリンはスマトラ島リントンの標高1300mの山岳地方で作られ、 完熟豆だけをつみ取ったマンデリンの中でも最高級品として扱われている。 最近の流れとして産地名の詳細や生産方法などが商品の差別化をして、プレミアム性を高める傾向があり、 ゴールデンと冠した由来もそういったものから名付けられたものと思われる。 今回の特選はいつものように新鮮館で厳選ハンドピック、焙煎してもらいました。 マンデリンですので深めに焼いてもらい、深みとコクを出し、特有の香りを楽しんでください。 |
エルサルバドル・モンテカルロス・パカマラ エルサルバドル共和国(The Republic of El Salbador)は、メキシコの南西、グアテマラとホンジュラスに挟まれ、 面積は日本の1/18、人口は630万人という小国で、南方にはニカラグア、コスタリカ、パナマと続く。 中米ではメキシコに次ぐコーヒー生産量で、国の全輸出量の1/3がコーヒーである。 輸出先はアメリカやイタリアをはじめとするヨーロッパ各国で品質の良さに定評がある。 今回のエルサルバドルはモンテカルロス農園で栽培されたパカマラ種というもので、 アラビカ種の中でも高い生産性があるカトゥーラ種に近いパカス種と突然変異で巨大化したマラゴジッペ種を掛け合わせた品種である。 かなり大粒な豆でありながら、どっしりとした厚みのある味わいになっている。 今回の特選も珈琲新鮮館で焙煎、ハンドピックをしてもらいました。カリブ海系の香りと甘味、 (実際にカリブ海とは面していない)いつもより深い焙煎度合で深みとコクもお楽しみください。 |
ブラジル・カショエイラ・ブルボン ブラジルサンパウロ州サンセバスチョン・ダ・グラーマ(モジアナ地区)にあるカショエイラ農園は標高1250m、 農園面積417ha、平均気温19℃という環境でコーヒーが栽培されている。 通常は収穫後1週間ほど天日乾燥させるが、 この農園では陰干しで2〜3週間かけて乾燥をさせることで甘味やコクが増すことになる。 また精製方法としてセミウォッシュド方式を取り入れ、果肉の部分を残したまま天日乾燥(陰干し)し、 果肉の甘味も豆に吸収されている。モジアナ地区はブラジルでも高品質の産地として知られ、 ヨーロッパ方面へ輸出されている。 今回はそのモジアナ地区にあるカショエイラ農園でブルボン種だけに限ったものなので、 在来種であるブルボン種の持ち味だけを見ることができる。 今回も珈琲新鮮館で焙煎、ハンドピックしてもらいました。きっちりとしたブラジルの味と甘味、 香味がバランスよく調和しています。 |
コロンビア・エキセルソ・ブルボン・ティピカ コロンビアの西部、バリエ県ツルジロ村セロ・アスール山山頂にある、 ラ・ルイサ農園は、標高1550mにあり、農園面積40ha、年間降水量は約2000mmである。 現在コロンビアでは病気に強いバリエタ種を奨励しているが、 ラ・ルイサ農園では在来種であるブルボン種を60%、ティピカ種を40%生産している。 収穫方法も伝統的な発酵工程を施し、天日乾燥をさせている。 両種ともにアラビカ種の中では原種に近く、病気に弱く、小粒であるが、農園内はシェードツリー(日陰樹)もあり、 徹底した肥培管理を講じ、樹のコンディションは良好で昔ながらのコロンビアの味がそのまま残っている。 今回も珈琲新鮮館で焙煎、ハンドピックをしてもらいました。豆を挽いた時に立ち上る香りは芳醇で、 味も甘味とコクを持ち合わせた逸品に仕上がりました。 |
ニカラグア・ドーニャ・ブランカ ニカラグアは北アメリカ大陸と南アメリカ大陸を結ぶ中米に位置し、北はホンジュラス、南はコスタリカ国境に接し、 東は太平洋、西はカリブ海に面している。 1800年代半ば、北部山岳地帯に入植したドイツ人を中心としたヨーロッパ移民たちがコーヒー栽培を始め、 ヨーロッパへ輸出するようになる。現在ではニカラグアの最重要輸出品となっている。 北米へ50%、ヨーロッパへ45%、その他5%と日本ではあまり知られていない豆である。 今回のドーニャ・ブランカ(白い貴婦人)は、北部ホンジュラス国境に近い標高800m〜1050mにある サンタ・マルタ農園で栽培されている。自然のままのシャドーツリーを使用して、成熟豆が手摘みされ 、最新の水洗脱穀処理を経て天日乾燥される。その後環境制御室で30日間熟成され、 パーチメント(殻付き)状態で保管される。 今回も新鮮館で焙煎とハンドピックをしてもらいました。 特にトロワアンジュ用に焙煎度合を5.0(通常4.4前後)とかなり深煎りとしてもらい 、クリーミーな甘味と奥深いコクを合わせもっています。 ほんのわずかですがカリブ海系の香りも感じられる逸品に仕上がりました。 |
タンザニア・アデラ タンザニアはアフリカ大陸東部にあり、東北部のケニア国境はアフリカ最高峰の山キリマンジャロがある。 この山麓で栽培されるのがいわゆるキリマンジャロコーヒーである。 アデラはアルシャ地方で栽培される最上級の完熟・手摘み豆である。 肥沃なキリマンジャロの火山灰土壌と豊富な雨、昼夜の寒暖の差が大きく栽培には理想的である。 日中はシェードツリー(日影樹)で日差しをさえぎり、豆にダメージを与えないように配慮されている。 キリマンジャロの中でもあのスノートップと人気を分かつ双璧といえるだろう。 今回は酸味を引き立たせる中煎りと、苦みとコクを出す中深煎りをミックスさせてあります。 奥行きのあるタンザニアの酸味、コク、苦みと、アデラ特有のマイルドなバランスをお楽しみください。 |
パナマ・ボケテ・バル・インディアン パナマは中米コロンビアの北東部とコスタリカの間に位置する。 大西洋、カリブ海と太平洋を結ぶパナマ運河として有名である。 ボケテ地域はコスタリカの国境沿いで、休火山がある熱帯雨林の山岳地帯である。 栽培は標高1360〜1600m、平均気温15〜24℃、湿度40〜90%、降雨量3000mmのなかで行われている。 品種はアラビカ種の中でも原種に近いティピカ種が約70%で残りがブルボン種の突然変異のカツーラ種と、 ムンド・ノーボとカツーラの交配種であるカツアイ種が使用されている。 熱帯雨林特有の自生している木がシェード・ツリーになっている。収穫期は雨季を避けた10月〜4月で水洗処理後、 天日と機械を併用した乾燥が行われている。 今回も珈琲新鮮館で焙煎、厳選ハンドピックしてもらいました。 ボケテ・バル・インディアンはカリブ海特有の香味を持ち、しっかりとしたボディを持っています。 さらに甘味となめらかさを合わせ持っている豆で、とても不思議な味わいがあります。 |
ブラジル・サントス・バイヨンセレクトスクリーン18 ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、18世紀フランス領ガイアナから持ち込まれた。 産地は州別にパラナ、サンパウロ、ミナス・ジェライス、エスピリト・サント、リオ・デジャネイロ、 バイア、ペルナンブコ等がある。 その中でも今回はサンパウロ州のアララクララ地区の豆を中心に構成され、水洗処理をされず、 天日乾燥をして選別しバイヨンという名前で売られている。 バイヨンの中でもセレクト品でバランスをとりつつ厳選しブレンドしているので、 豆の持ち味が充分に引き出されている。ブラジルコーヒーの中でも最高級品のひとつである。 バイヨンとは、サンバと共に有名な北部の民族舞踊のことで、2拍子で独特のアクセントを持つリズムである。 今回は新鮮館でも定番商品であるバイヨンセレクトをトロワアンジュ用にやや深めに焙煎、 ハンドピックしてもらいました。芳醇なコク、香り、甘みをお楽しみください。 |
イエメン・マタリ・アルマッカ イエメンはアラビア半島の南端にあり、シュワイブ山(3660m)を中心に山脈が伸びている。 その中にある標高1000m〜3000mのバニーマタル地区でコーヒー栽培が行われている。 収穫後、水洗処理を施し、地面に並べ天日乾燥をして石臼で脱穀をする。 コーヒー発祥の地とされているだけに、 アルマッカ(ALMakha)からモカという名称やアラビア半島からアラビカという名称が生まれた。 いわゆるモカ・マタリである。上品で独特な酸味を持ち、特に日本では古くから愛されている。 今回も新鮮館で焙煎後ハンドピックをしてもらいましたが、40%以上を除去しなければならなかったようです。 モカ・マタリは特に異物、欠陥豆が多い事で知られていますが、 この地道な作業があのクリアな甘味、酸味、香味を醸しだしています。 |
ケニア・イアガッズ・エステート アフリカの東部、赤道直下の国ケニア共和国。北はエチオピア、南はタンザニアで、 国境にはキリマンジャロ山(5895m)がある。東はアラビア海に面している。 7世紀にはアラブ人の都市国家が形成され、15世紀からはポルトガル人が進出、 19世紀以降イギリスの管理下に入り、1920年に植民地、1963年自治国、1964年に共和国になる。 コーヒー生産地にはキアンブ、チカ、ルイル、メル、エムブ、マチャコス、ニエリ、ボイ、ソライ、キタレ、キシ、 カガメカ等が、取引名と混在している。 国土の中央にあるケニア山(5199m)の東側標高1500m〜1800mのところにルイル地区があり、 その一つがイアガッズ農園である。 今回はこのイアガッズ農園のオークションロットを使います。 いつものように新鮮館で厳選ハンドピック後この豆の良さを引き出すために、 2通りの焙煎を行い、中煎りを2、中深煎りを1の割合で混合してあります。 独特の香りを逃さず、まろやかな酸味とコクを合わせ持った巾広い味わいが楽しめます。 尚今回は新鮮館と同時開催です。 |
グアテマラ・ラ・エスペランサ ラ・エスペランサ農園は、グアテマラの北西部、メキシコとの国境に近い標高4000m級の連なる(シェラデロス) クチュマタネス山脈に位置するウエウエテナンゴ地区にあります。 温暖な気候にも関わらず雨季と乾季が明確に分かれていて、コーヒーの生産環境としては最適です。 特に高原地帯ではこの気候に加え、メキシコのテウナンテペックからの風により、 独特のフレーバーを持ったコーヒーが生産されます。 ラ・エスペランサ農園は、50ヘクタールにコーヒーが栽培されており、残りは原始林の状態です。 この中にはいくつもの湧水や泉があり、水洗作業に使用されています。また土壌は有機成分に富み、 これがコーヒーの樹に活力を与え、高品質のコーヒーチェリーを育む源泉となっています。 今回も新鮮館でハンドピックしてもらい、標準的な焙煎で仕上げてもらいました。 グアテマラ特有の上質の渋みと香りをお楽しみください。 |
ジャマイカ・ブルーマウンテン ・NO.1 ジャマイカは、カリブ海キューバの南側に位置する島国で、人口250万人、首都はキングストン。 コーヒーの他ボーキサイトの輸出国でもある。 ブルーマウンテンは島の東西に走る中央山脈の最高峰(2258m)で標高1500m〜800mで 高地に適したティピカ種を栽培している。 古くから日本の愛好家から好まれ、ブルマンの名称で知られている。 ブルマンという名称が有名過ぎてジャマイカ産であることを知らない人もいる程である。 この豆の最大の特徴は酸味、甘味、苦み、コクといったものを全て揃えており、バランスの良さは絶品である。 稀少で高価であることからあまり出回っていないのも事実である。 それだけに本物に信頼がおけるということも言えるのである。 今回の特選は豆の状態も非常によく、いつものように新鮮館で厳選ハンドピック後、 トロワアンジュ用にほんの少しだけ深めに焼いてもらいました。 カリブ海の風を感じつつ全てのバランスをお楽しみください。 |
インドネシア・ゴールデン・マンデリン インドネシアは、東南アジアの赤道を挟んで大小1万3000以上の島からなる共和国である。 主に大きな3つの島、スマトラ、ジャワ、スウェラシがあり、世界でも有数のコーヒー生産国である。 スマトラはマンデリン、ジャワはジャバ・ロブスタ、スウェラシはトラジャが有名である。 アラビカ種は1696年にオランダ人の手で導入。20世紀の初め病害虫に強いロブスタ種を導入、 9割がロブスタ種となる。 ゴールデン・マンデリンはスマトラ島リントンの標高1300mの山岳地方で作られ、 完熟豆だけを摘み取ったマンデリンの中でも最高級品として扱われている。 最近の流れとして産地名の詳細や生産方法などが商品の差別化をして、プレミアム性を高める傾向があり、 ゴールデンと冠した由来もそういったものから名付けられたものと思われる。 今回の特選はいつものように新鮮館で厳選ハンドピック、焙煎してもらいました。 マンデリンですので深めに焼いてもらい、深みとコクを出し、特有の香りを楽しんでいただけるようにしました。 |
コロンビア・ナリーニョ・スプレモ コロンビア共和国・南アメリカ北西部にあり、カリブ海と太平洋に面している。国土は日本の約3倍で、 40%がアンデス山地である。全体としても山岳、高原地帯が多く、 主要農産物はコーヒーで生産国の中でもトップクラスである。 ナリーニョ地区は標高2000mで栽培されており、品質のよいバランスのとれた豆を生産している。 焙煎の度合によっても変わるが、全体としてコロンビア・マイルドと呼ばれている。 コロンビアの豆はコロンビアコーヒー生産者連合 (Federacion Nacional de cafeteros de columbia=FNC) という生産者保護のために設立されたものと、 comite nacional政府・生産者により構成されたものでコーヒーに関する全てを管理している。 格付けスプレモ(最高級品)エキセルソ(標準品)で大きさや異物混入などによって分けられている。 今回の特選はいつものように新鮮館で厳選ハンドピックされ、やや深めに焙煎してもらいマイルド感や酸味、 香味、甘味を楽しんでいただきます。 |
グアテマラ・エルピラール・ブルボン 中央アメリカの北西部、カリブ海と太平洋に面するグアテマラ共和国。4〜5世紀にマヤ文明が栄え、 15世紀にスペイン領となり、1821年に独立、1847年に共和国となりました。 いくつもの3000m級の火山がそびえ、その肥沃な火山灰土壌と豊富な降雨が、 中南米有数の高品質コーヒー豆を生産する国となりました。 エルピラールは、この良質なコーヒーを育む自然環境と、昔ながらの丹念な手作り農法により、 標高1800〜2000mの高地に開発された「エルピラール農園」にて生産されています。 この国では現在高収穫に適したカツーラ種のコーヒー豆が主流を占める中で、 「エルピラール農園」では、旧来の純粋なブルボン種のコーヒー豆のみを生産しています。 青みを帯びた大粒の豆は、味は柔らかく、優れた酸味を持ち合わせています。 今回も新鮮館で焙煎、ハンドピックをしてもらいました。前回はやや深めに焙いてコクを楽しんでいただきましたが、 今回はやや浅めに焙いて酸味と甘味を強調しています。 |
タンザニア・スノートップ アフリカ大陸東部、ケニアとの国境にアフリカ最高峰キリマンジャロ(5895m)がある。 この標高1000m以上のスロープはコーヒー栽培に最適である。 モーシ、アルシャといった山岳草原地帯はバナナの木と混植されたコーヒー農園が広がり、 小規模農園はチェリーのまま、大規模農園では水洗処理を施して4つの協同組合に出荷される。 スノー・トップはアルシャ地方のキリマンジャロの緩やかな斜面でインド洋の風を受け、 灼熱の太陽とスコールの中で栽培されているので、芳醇で甘酸っぱい風味があり、希少価値の最高級品である。 今回は焙煎の深いものだけを使いました。芳醇な香りとコクがあり、さらに甘みが感じられる仕上がりになっています。 砂糖やクリームをお使いの方も、まずはひと口ブラックで飲んでみてください。 |
グアテマラ・エル コエグアル 中央アメリカの北西部、カリブ海と太平洋に面するグアテマラ共和国。 4〜5世紀にマヤ文明が栄えたこの国は、15世紀にスペインに征服されましたが、 1821年に独立、1847年に共和国となりました。国土の約70%が高原地帯で、 いくつもの3000m級の火山がそびえ、 その肥沃奈火山灰土壌と豊富な降雨が中南米有数の高品質コーヒー豆を生産する国となりました。 EL Coyegual農園は首都グアテマラ・シティから西に車で約6時間、 ウエウエテナンゴ(Huehuetenango)地区の高原地帯にあります。 この農園は、標高1600mの山頂部に位置し、年間の平均気温18℃、 年間降水陵2500mm前後と冷涼な気候が良質なコーヒー樹育成に充分な自然環境を与えています。 さらにグラビアとチャルンと呼ばれるシャドーツリー(日陰樹)でコーヒー樹を日中の強い日差しから守り、 鶏糞にコーヒーのパルプを混ぜた堆肥を用いた、昔ながらの丹念な作業でコーヒーを生産しています。 収穫されたコーヒーチェリーは、農園の中心から湧き出る地下水を利用して、 ウエットミルにより4時間以内に水洗処理され、32時間の発酵工程を経て、 予備乾燥ののち麓の乾燥場で仕上げの天日乾燥が 行われています。 このように、恵まれた自然環境と伝統的な方法で作られたEL Coyegual農園のコーヒー豆は、 昨年度の同国のコーヒーコンテストで上位入賞を果たしています。 この度、今年産のニュークロップ(新豆)が入荷しました。 当店ではやや深煎りに焙煎して、 この新豆のもつ独特のアロマフレーバーとバランスのとれた深い味わいを皆様にお届けいたします。 じっくりと味わっていただけましたら、と思います。 |
パプア・ニューギニア・シグリ ニューギニア島は島としての大きさでは世界第2位である。西半分がインドネシア領、 東半分がパプア・ニューギニアで500以上の部族が800語以上の言語を使用しているが、 公用語は英語である。1950年代から本格的なコーヒーの栽培が行われるようになる。 シグリはウェストハイランド州のワギバレー、海抜1600mの標高に開発されたシグリ農園で栽培される。 清涼な気候、充分な降水量、農園の豊かな土壌と条件が揃っており、 それに加え、完熟豆の手摘み、丁寧な水洗処理、10日間をかけて天日乾燥、厳しい選別処理が行われるため、 豆はグレードAAの大粒で均一である。 以前この豆を特選にした時は、中煎り25%、中深煎り75%でミックスしてありましたが、 今回は全て中深煎りになっています。ボディもしっかりしていて甘味と上品な香りを楽しんでください。 |
ドミニカ・ハイランドクイーンAAA 産地 ドミニカ共和国西部BARAHONA地域 品種 ティピカ、カツーラ、カウアイ 収穫時期 9〜10月より 高度 標高900〜1500m 18世紀始めにフランス領の「MARTINIQUE」よりコーヒーが持ち込まれました。 数あるドミニカコーヒーの生産地の中でもBARAHONA地区は土質の良さが評価されており、 標高900〜1500mの高地は寒暖の差に恵まれ、高品質コーヒーの産地として知られています。 果肉除去、発酵槽で12〜18時間浸け込み、10日間の天日乾燥、24時間の機械乾燥、脱穀、機械選別、 ハンドピックといった丁寧な生産工程を経て出荷されています。 カリブ海産コーヒー特有のバランスのとれた酸味と FULL BODY の上品さが好まれています。 今回はかなり浅い焙煎になっています。新鮮館ではクリスタル・ブレンドの配合用として使用され、 単品では扱っていません。 |
インドネシア・ガヨ・マウンテン インドネシアはブラジル、コロンビアに次ぐ世界代3位のコーヒー生産国でアラビカ種は1696年、 オランダ人の手で導入され、20世紀の初頭に病害虫に強いロブスタ種を導入した。 主にスマトラ島、ジャワ島、スラウェシ島で約70%が生産され、その中でもアラビカ種は約10%となっている。 この地域では他にスマトラ・マンデリン、ジャバ・ロブスタ、トアルコ・トラジャ等有名な豆も産出されている。 今回のガヨ・マウンテンは、スマトラ島アチェ地区で収穫されたもので、 有機栽培の極めて少量の生産されたものを天日乾燥した逸品です。 豊かなコクとバランスのとれたボディが特徴の豆で、マンデリンのような豆の力強さはあまり感じられず、 繊細な豆の味を楽しんでいただくために焙煎はやや浅めに仕上げてあります。 |
プエルト・リコ・カリビアン・マウンテン 1736年にカリブ海のマルティニク島よりコーヒーの木は持ち込まれ、 コルシカ島からの移民によって栽培が始められた。 1896年にはプエルト・リコは世界第6位の輸出量を誇り、 主にフランス、イタリア、スペイン、キューバに輸出していた。 19世紀にはコーヒー栽培は繁栄していたが、 その後サトウキビ栽培の普及やハリケーンによる被害によって産業は後退していった。 プエルト・リコは現在アメリカ合衆国の自治州であり、最低賃金が法的に設定されている。 そのため他の生産国に比べて労働賃金は高くなっており、ハワイやジャマイカと同水準になっている。 カリビアン・マウンテンは島の南西部の三つの農園で栽培されたマイルドでコクのある風味豊かなコーヒーで、 化学肥料と除草剤の使用量を低く抑え、成熟した豆のみを収穫し、48時間をかけて水洗いした高級品です。 今回の特選はこの豆を2年間エイジングをしてコクと香りのハーモニーを楽しんでいただきたいと思っています。 プエルト・リコの年間最大生産量は約3000袋(45キロ/袋)で 総生産量からは1%未満の大変貴重な豆を用意しました。尚、今回の特選も、当店のみの販売となっております。 |
インドネシア・トラジャ・カロシ G1 インドネシア・トラジャ・カロシ G1 インドネシア諸島の中央部、 スウェラシ島ボネ湾の付け根の部分にタナ・トラジャ(トラジャ県)がある。 タナ・トラジャ近郊で栽培されるコーヒーは古くからカロシと呼ばれているものと、 ランパテオといわれるものがあったが、 40年程前に日本の企業が トアルコ・トラジャと名前をつけて水洗式コーヒーを生産し始めた。 それまでは天日乾燥のものだけであった。その後、特に日本でトラジャという呼び方が主流になり、 ランパテオという呼び方は消滅する事になる。 カロシはトラジャ県に隣り、エレカン県の小さな村の名前からとったもので、 豆はアラビカ種のティピカ、あるいはその特徴を色濃く残した交配種のブルボンである。 天日乾燥はまるで農家の庭先で自家消費するかのごとく大切に自然乾燥させている。 今回はこの豆を天日乾燥してやや深めに焙煎してあります。 独特の香りと 奥行きをお楽しみください。 |
コロンビア・サン・オーガスチン コロンビア南部ウィラ県サン・オーガスチン村は、アンデス山脈の山並みの中、 マグダレナ川の水源が近い標高1800m以上の肥沃な大地に農園があり、そこで契約栽培が行われている。 コロンビアの豆の多くは病害虫に強いアラビカ種の中のカツーラ種が栽培されているが、 サン・オーガスチン村では直射日光を避けて日陰を作るためのシャドウ・ツリーが必要なティピカ種である。 この豆は栽培・収穫に多くの手間がかかるため、全体の生産量から比べると5%程度とかなりすくない。 この完熟豆を手摘みし、天日乾燥(SunDry)してあるもので、豆の格付けでいうとスプレモではなく、 小さめのエキセルソになるが、豆は堅く、芳醇で、コクもあり、甘みもある豆である。 今回もこの豆を珈琲新鮮館で厳選してもらい、トロワアンジュ用にやや深めに焙煎してもらっています。 天日乾燥の豆の強い味、甘み、コクと全てを持ち合わせたバランスの良さをお楽しみください。 |
エチオピア・イェルガチェフェ・ウォッシュド G2 エチオピア(アビシニア)はアフリカ大陸の北東部にある高原の国で、紅海のイエメン・モカ港に対面している。 渓谷地帯、砂漠地帯、高原地帯と地形は変化に富んでいるため、 気温の差は大きいが、平均10〜20℃で比較的しのぎやすい。 赤道にも近いが中南部のアビシニアン高原は標高2000〜3000mで涼しい気候になっている。 19世紀末、メネリク2世の下で近代国家の体制を整えた。1936年、イタリア領となったが5年後に取りかえし、 1952年旧イタリア植民地も併合する。1974年には皇帝ハイレ・セラシェ1世が軍部のクーデターにより退位し、 軍事政権が樹立している。 コーヒー豆はジマ・カファ、シダモ、ウォレガ、ハラー、ショア等の地方で生産され国全体に広がっているが、 それぞれに異なる性格を持っている。格付けは300gのサンプル中に含まれる不完全豆の混入度合いにより No.1〜No.8に分けられる。 イェルガチェフェはシダモG2の上級グレードとしてプレミアムコーヒーの位置付けになってる。 この地方では水洗設備が発達していて「ウォッシュド・エチオピア」と呼ばれ、主に(西)ドイツ向きに輸出されている。 近年日本へも輸出され始めている。 今回はシダモよりも若干深く焙煎をして、雑味のない深みの中にトロピカルな果実香、 花の香りのする豆をいつもの様に甘みを含んだ新鮮館のモカでお楽しみください。 |
インドネシア・ミルキーマンデリン 東南アジアの、赤道を挟んで南北両半球に点在する1万3000以上の島々からなるインドネシア共和国、 ブラジル、コロンビアに次ぐ世界第3位のコーヒー生産国。 主にスマトラ、ジャワ、スラウェシの3島が特に有名である。 中でもスマトラはインドネシア最大のコーヒー生産地で、約70%の生産量がここで生産される。 その内、マンデリンに代表されるアラビカ種は約10%と少ない。 インドネシアの輸出規格ではグレード1(G1)からグレード6(G6)まであり、G1が最上級品として有名である。 独特の香味としっかりとした甘苦味は多くのマンデリンファンの支持を受けています。 ミルキーマンデリンはスマトラ島リントン、シデイカラン地方で生産される完熟豆からのみ厳選されたプレミアム品で、 パーチメントから脱穀されたコーヒー豆の色が白っぽい事から呼ばれています。 コーヒーの実はすぐに果肉除去されパーチメントが取り出され、水洗処理された後天日乾燥される。 十分乾燥されたコーヒー豆は比重選別、風選、スクリーン選別後ハンドピック処理されます。 当店ではさらに厳密なハンドピックを行い、雑味を徹底的に排除しています。 フルシティーローストで焙煎されたこのミルキーマンデリンは、独特の香味と苦味の奥に秘められた甘さがあります。 コーヒーに関わってきた人が「昔のマンデリンは旨かった」と言われるが、 もしかしたらこの豆を言ったのかもしれない、と思わせる独特のものが感じられます。 |
ジャマイカ ハイマウンテン No.1 オールド カリブ海の島国でキューバの南方に位置する。中央山脈が東西に走り、 最高峰ブルーマウンテン(2.258m)を中心とする高地から無数の急流が流れ良港にめぐまれる。 「森と暖流の国」という意味を持つ。 1495年コロンブスが発見してスペイン領となったが、1670年イギリス領となった。 1962年8月イギリス連邦構成国の一つとして独立。 初めてコーヒーが入ってきたのは1728年で、 当時のジャマイカ総督・ロウズ卿が西インド諸島フランス領マーチニクから持ち込んだアラビカ種。 最高級ブルーマウンテンに次ぐグレードで生産量は約2倍。大粒で適度の酸味を持ち香味ともに優れたコーヒー。 今回はこのハイマウンテンNo.1 を3年間エイジングをさせて、保水量を少なくして、浅めに焙煎しました。 南米特有の豆の味が強調されています。今までの特選とは方向性が違うため癖が強く感じるかもしれません。 |
ブルンディ・ンゴマBURUNDI NGOMA 国土面積は北海道の約3分の1、人口640万人、熱帯性気候。国全体が高原地帯で気候は穏やか。 アフリカのスイス、リトルスイスとも呼ばれている。近年国連の発展途上国の経済的自立促進プロジェクトに基づき、 高品質のコーヒー生産技術が導入され水洗式アラビカコーヒーを生産。 豆は小粒で欠点豆も少ないもので、味のベースはマイルドで、ボディがしっかりとしていて、甘味もあります。 「ンゴマ」は伝統的な儀式のことで、この太鼓が国王の力を象徴するものとなっている。 |
ハワイ・コナ・エクストラファンシー
HAWAII CONA EXTRAFANCY ハワイ諸島ハワイ島西部にあるコナ地区で生産される。マウナロア山とマウナケア山の山麓のなだらかな斜面で栽培され、 100ポンド(45.3kg)入りの麻袋でヒロ港から輸出されれる。 格付けはエクストラファンシー(スクリーン19以上)、ファンシー(スクリーン18)、NO.1(スクリーン17)と 3段階のみでNO.2以下はない。そのため他国産の豆と比べても、均一で品質管理がゆきとどいている。 その反面、生産量が少量であることや、ドル立てによる売買等で大変高値で取引されている。 質の高い水で水洗処理された後、天日乾燥され出荷されるものと、 さらに現地でエイジングされてオールド・コナと呼ばれるものがある。 今回の特選は新鮮館の定番商品を当店用にほんの少しだけ深く焙煎してあります。 酸味がベースですが、コクもあり、奥行きのある香りをお楽しみ下さい。 |
ペルー・ティアラ
PERU TIARA ペルーは南米の西側に位置するアンデス山脈に代表される赤道直下の山岳地帯である。 18世紀に導入されたコーヒーは重要な農産物に成長している。 北部山岳地方にはピウラ、ランバヤケ、サンマルチン、カハマルカ、 中部地方はウァスコ、フニン、アヤクチョ、クスコ等で標高は500〜2000mである。 有名な産地として中部地方のチャンチャマイヨ渓谷があり、総生産の40%を産出する。 ペルーティアラは北部ロレト州とアマゾナス州にまたがる アマゾン川源流に位置するボトレリリョスのマラニョン渓谷にて栽培されており、 標高1500〜1700mの高地で寒暖の差が激しいため 、実が引き締まり、甘味が強く、刺激のない柔らかい味を持っている。 今回の特選はボディの強さがありますが、バランスが非常によくとれていて、 それぞれの酸、苦、甘の味をじっくりと味わってみて下さい。 新鮮館でいつものように丁寧にハンドピックされ、トロワアンジュ用にやや深煎りに仕上げてあります。 |
ブラジル・セラード
BRAGIL CERRAD GREATER LAND 樹上完熟晩秋摘み豆 世界最大のコーヒー生産国ブラジルの中でサントス港の北西300kmに位置する セラード地区は、海抜950mの農園で徹底した近代技術で管理収穫される。 樹上完熟とはACAIA種のコーヒーの実を樹の上につけたまま完全に乾燥させて 摘み取る方法で通常の収穫期はセラードでは6月〜7月だが、晩秋摘みは8月〜9月 にかけて行う。セラード地区の特徴で、この期間雨が降らないために樹の上で乾燥すると いうことができる。生豆ができるまでの工程に人為的加工が少ない分、豆のもつ本来の味が保 たれているということもいえる。
今回は、このブラジル・セラードをいつものように新鮮館で厳選し、当店用にやや深めに
ローストしてもらいました。力強い豆の味と自然が育んだ甘味、苦味、酸味、香味をお楽しみ
ください。
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ブラジル・セラード・セミ・ウォッシュド ブラジル第3回グルメコーヒーコンテスト入賞豆 Brazil Specialty coffee association(BSCA)主催で行われた2001年第3回グルメコーヒーコンテストで、 セラード地区より18名参加のうち、第2次選考355農場中に10品、さらに最終選考BEST18で4位、7位、11位 と3品が入選。 今回の特選派その中から第7位になった豆です。 第2次審査適格品(SC規格)BSCA証明書付き 生産者: ジョーゴ・ツデーラ・ネット 農園名: カステリャーナ 精製方法: セミ・ウオッシュド スクリーン: 19 セミ・ウオッシュドという方式は、天日乾燥(ナチュラル)と水洗式(ウオッシュド)の中間で、 果肉を水槽に入れて不純物を浮かせてとり、改良型果肉除去機でパーチメント(外皮のついたままの豆)となり、 天日または乾燥機で乾燥する。 今回はブラジル・セラードとしては3回目ですが、 ナチュラル、ウオッシュド、セミ・ウオッシュドと精製方法が違うもので、 それぞれの特徴がよく表現されていると思います。しっかりとしたボディに独特の香りを感じとってください。 |
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